東アフリカのケニアにて、地元NPOと日本スポーツ振興センターの共催で、ランニングイベントが7月2日に開催されます。陸上王国であるケニアでは、マラソンやランニングが非常に盛んです。当日はケニア人ランナーを始め約1000名が参加する予定で、スポーツを通じて日本とケニアの交流を図ります。
本ランニングイベントは8月に首都ナイロビで開催される第6回アフリカ開発会議(TICAD)を記念し、「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」の一環として国際交流を目的として実施されます。
ケニアと日本の共同主催!国際交流型ランニングイベントが開催!
「Elimisha Data Race 2016 partnership with Sport for Tomorrow」は7月2日に、ケニアの首都ナイロビから約65km離れた中都市マチャコスにて開催されます。10kmマラソンに加えて、日本人・ケニア人・子ども・大人・障がいのある方などを混ぜたチームによるリレーマラソン「なないろ駅伝」などが実施されます。
本ランニングイベントは、日本とケニアの人々がスポーツを通して交流しながら、アフリカの社会課題について考える機会を創ることを目的としています。運営にはケニアに赴任している青年海外協力隊やJICAケニア事務所も協力しています。ランニングの他にも、日本文化紹介やHIV/AIDS検査、障がい者スポーツ体験などのブース出展も行われる予定です。
協力隊とのコラボによって実現!ケニアの地元NPOが主催!
今回、ランニングイベントを主催するのは、ケニアのマチャコス地域を拠点に活動している地元NPO「Light of Hope Youth Initiative(LOHI)」です。女子生徒への教育支援を中心に活動している現地団体であり、不登校を防ぐため生理用品の無償配布などを主な活動としています。
中核スタッフは3名程度の小さな団体ですが、様々な国のボランティアが参画しており、地域活性化に携わる若者の活動拠点ともなっています。マチャコスで活動する青年海外協力隊の隊員も、これまでLOHI事務所と協力して活動を行ってきました。
LOHIと強い信頼関係を築いている同隊員が、日本とケニアの橋渡し役を務めたことで、ケニアと日本の共催イベントが実現しました。日本側の共催は、スポーツの推進の中心的な役割を果たす独立行政法人日本スポーツ振興センターが務めます。同隊員はイベントを通じて、支援する障害者グループに間接的に恩恵が回るように当日企画も実施します。
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