大学3年生の辻旺一郎さんが挑戦するのは、トーゴ共和国の全国民730万人に向けて日本文化のドキュメンタリー番組を放送することです!経済発展した日本だからこそ分かる文化の継承の仕方などを、経済発展の最中にあるトーゴ共和国に伝えます。日本を知らないトーゴの人たちに日本を伝えます。辻さんがトーゴで感じた事、クラウドファンディングを通じて実現したいことをご紹介します。
トーゴってどこ?一体全体どんな国?
おそらくトーゴがどこにあってどんな国か知らない人が多いかと思います。トーゴはアフリカの西部に位置し、ガーナのお隣の国です。人口は730万人程度と、とても小さな国です。
またトーゴは世界最貧国の一つと言われている一方で、「経済成長率は世界30位で物凄いスピードで成長しています。「アフリカの笑顔」と称されるほどの笑顔を持つ心の豊かな国でもあります。
トーゴが持つ多様な文化!経済発展で薄れていく可能性が。。
トーゴには多様な慣習、歌や踊り、物語や音楽のリズムをもつ数々の民族が共存しています。それは尽きることのない真の文化的価値観の宝です。確かに経済が豊かになることで貧富の差も埋まっていくかもしれませんが、この経済発展とは反比例して文化や伝統、人の心が薄れていく可能性もあります。
トーゴを訪れてわかったこと。それは日本が知られていないこと。
現在大学 3 年生で 21 歳の辻旺一郎さん。辻さんは、2015年4月から8カ月間、トーゴ共和国を中心に西アフリカで生活していました。トーゴ人の人との関わり方に感銘を受けたことがから、帰国後、一人でも多くの人にトーゴを知ってもらうために写真集「これがトーゴだ」を制作しました。
そんなトーゴ好きの辻さんが驚いたのは、トーゴでの日本の認知度がかなり低くことです。顔を見れば「シノア(中国人)」「ニーホー(你好)」と呼ばれ、日本は中国の一部と思っている人も少なくないそうです。
それもそのはずで、トーゴには日本大使館がなく、2つ隣の国であるコートジボワールの日本大使館が兼轄しています。現段階で日本人は4人しかトーゴにおらず、トーゴ人が日本と触れ合うことの多くは車や電化製品です。トーゴ国内での日本に対する情報はほとんどありません。
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