日本の文化を伝えることで、トーゴの文化を守りたい!
日本の文化には歴史があり、伝統があります。しかしそれは不変なものではなくその時代に合うようにそのもの本来の形を保ちながら変容してきました。その時、その時代で受け入れられるように一つの形に留まることなく形を変えていく。本来の形を残しながら周りの良い部分を取り入れる。この柔軟さ、多様さが文化を継承するひとつの要因として大事。
急激な経済成長の最中にあるため伝統的文化の荒廃の可能性があるトーゴに向けて、これらの特徴をTV放送を通して伝えていきます。経済発展と文化との関わりも既に経験している日本だからこそ、トーゴの文化を守る一役を担えるのではないかと、辻さんは考えています。
文化交流を通じて、日本とトーゴを繋げるプロジェクト始動!
今回、辻さんが始動したプロジェクトは、日本文化をTV番組で放送することでトーゴの人々に日本のことを伝え、また急速発展をした日本がどのように文化を継承してきたのかを通してトーゴの伝 統的文化の保護を図るとし、二国間の関係強化を目的としています。
トーゴの全国民 730 万人に向けてトーゴの主要放送局3局(国営放送局、カルチャーを中 心に扱っている放送局、若者向けの放送局)で日本文化のドキュメンタリー番組を放送しま す。日本のあらゆる文化を 3 セクター(各 20 分)に分け、1 時間のドキュメンタリーを 制作します。(フランス語字幕&吹替)半年間の放送予定です。
①ステンドグラス工藝
元々日本のものでないステンドグラスを創作している主婦の日常を映像にすることで日本古来の「和魂洋才」の考え方や一般主婦の日常をリアルにお伝えします。日本の女性はどのような考えで、どのように暮らしているのか紹介します。
②和の楽器と音楽
トーゴの皆さん同様、日本でもはるか昔より音楽が愛されてきました。独特な楽器が奏でる音色と音階が日本の伝統音楽を支えています。この回は、そんな日本の伝統音楽とその枠を越えようとする演奏家たちを紹介します。また、トーゴの音楽に欠かせない楽器のひとつ「ジャンベ」を愛してやまない日本人パーカッショニストも紹介します。
③日本の街(茶道、祭り、花火、交流)
トーゴ共和国を中心とする西アフリカとの交流を続けている木更津市の映像をお届けします。木更津市と西アフリカとの交流の様子を皮切りに、木更津市の主要行事である、八釼八幡神社例祭、やっさいもっさい祭り、花火大会の映像及び、本年6月に開催されたお茶会の様子を撮影した映像を編集。西アフリカに思いを馳せる日本のまち・木更津市を紹介します。
また、トーゴの5つの地域にある文化機関(文化センター、文化協会、映像制作の学校等)の協力を得て、トーゴ各地でドキュメンタリー上映活動をする予定です。
クラウドファンディング実施中!
「西アフリカのトーゴ共和国で日本文化のドキュメンタリー番組を放送します!」と題して、現在クラウドファンディングを実施中です。
プロジェクト資金として、120万円を集めています。支援されたお金は、映像制作や日仏翻訳・フランス語の吹き替え費用、トーゴ共和国での放映費用などに使用されます。
今回のプロジェクトを通じて、辻さんは多くの日本人にトーゴ人の国民性を感じてほしいと考えています。しかし現状は、今の日本とトーゴは現地に足を運ぶどころかお互いに国の名前を知らないほどです。日本はトーゴのことを知らないし、トーゴは日本のことを知りません。今回のプロジェクトが、日本人とトーゴ人が繋がるための最初の一歩となればと、強い想いを込めています。
共感された方は、ぜひご支援を!クラウドファンデングページはこちらから!