ガーナを旅する、もしくはガーナで生活をする醍醐味の1つは、アフリカンファッションを楽しめることであると思います。
今回はそんなガーナの服にまつわるあれやこれを、レポートします!
ガーナの色
ガーナ到着時の第一印象は「色彩感覚が素敵!」だったことを、1年経った今でも覚えています。
赤・黄色・青・・・色鮮やかな原色の服に、綺麗な黒い肌が映える。それに加え、綺麗な青空と、みずみずしい緑、赤茶色の大地。
ガーナの色は本当に素敵。
黒い肌に白いドレスがよく似合います
オーダーメイド文化
やはり何と言っても紹介したいのはこれ!
身体の形にあったもの(いい意味でも悪い意味でもピッタリサイズですが)を着ることがいいとされる文化です。
活気溢れるマーケットにも、ゴミゴミした路地裏にも、中には野外に机とミシンだけどーんと置いて、街の至るところで仕立て屋さんが営業しています。
停電の多いガーナでも全く問題なし!
中国製の手回しミシンが主流です。
熱した炭をこの容器に入れれば・・・
ほら、この通り。アイロンになっちゃいます!すごい!
シンプルなワンピースだったら、布は2ヤードあれば十分。
仕立て屋さんで形を指定し、サイズを測ってもらいましょう。
布は2ヤード15~20セディ(500円~600円くらい)で買えますし、仕立ててもらうのは要交渉ですが、15~30セディ(500円~900円)くらいでできるはず。(値段は形や大きさによって違います)
つまり2,000円以内で、手軽に、オーダーメイドできちゃうんですね!
これはなかなか楽しい。
出来上がりも指定できますが、指定した日にちにはできないのはまず間違いないので、余裕を持ってオーダーをした上、適度に「まだー?」とつつきに行きましょう。
私もついつい作りすぎてしまい、日本ではとても着れないような賑やかな柄の服ばかり増える毎日です。笑
でも自分の身体に合わせて1着1着作られている服と思うと、大切に長く着たいなという気持ちが増すので、つくづくオーダーメイド文化が好きだなと感じます。
ビジネスシーンでは
スーツでビシッと決めるのはもちろん〇
その他アフリカ布で作ったシャツ(アロハシャツみたいなイメージです)やドレスもフォーマルなドレスコードとされます。
びっくりしちゃうくらい色鮮やかな布でも大丈夫みたいです!
私の働く地方郡役所では、オフィス内もたくさんの色に溢れていて楽しいですよ。
ゴムサンダルやTシャツにジーパンスタイルは✕
(アフリカ布のシャツにジーパンを合わせるのはOKです)
民族衣装、ケンテ
ガーナで人々からこよなく愛されているケンテ。
本来は織物ですが高価であるためケンテ柄をプリントした布も人気。
至る所でケンテ柄を見ることができます。
それもそのはず・・・
長く続いたイギリスの植民地支配からの独立後に出来たもので、ガーナの独立はアフリカ大陸で初のブラック・アフリカンが自ら勝ち取った独立として記念すべきものであった。ケンテの色彩には独立運動への誇りと、国土への愛情が込められている。 民族の団結や民族意識の高揚を目指して作り出された典型的な「新しい民族衣装」の一つである(Wikipediaより)
なるほど、ケンテはガーナ国民の誇りなんですね。
同じガーナのコミュニティ開発隊員の上野優歌さんから、素敵なケンテ写真をいただいたので、掲載します。
9月中旬に開催されたケンテフェスティバルの様子なんだとか。
こうやって肩を出して巻き付けます。
女性のドレスもとても素敵。
こんな風に売られています。
普通のTシャツやジーパンにワンポイントで縫い付けてもとても可愛いですよ!!
少し派手すぎて着られないなあという方は、こんなバッグもいいですよ。
可愛くて丈夫です。
観光資源にはそこまで恵まれていないガーナですが、こんな風にファッションを楽しむために訪れてみてもいいかもしれません。
それではまた来週ー!
Akane Kobayashi