明けましておめでとうございます。
本年もケニアの魅力をお伝えいければと思いますので、何卒よろしくお願いします。
ケニアで迎える2年目の年越し。
著者が選んだのは、ケニア山の山頂にて御来光を拝む!でした。
協力隊の仲間たちと山登り経験ほとんどなしの著者が標高4,985mに無謀にも挑戦してみました。
1) そもそもケニア山とはなんですの?
ケニア山はケニアの中央部にそびえる標高5,199mの山です。
あまり有名ではありませんがアフリカ大陸の中ではタンザニアにあるキリマンジャロに次いで、第2位の山なんです。
これが2位の宿命か・・・。
(もちろんケニアでは最高峰です。)
標高3,350m以上の地域は”ケニア山国立公園”として、ユネスコの世界自然遺産として登録されています。
世界4大珍種のケニアボンゴなど、野生動物も多数生息しています。
山頂にはいくつかのピークが存在しますが、今回我々が目指すのは一般的なレナナ峰4,985mです。
2) 断崖絶壁を突き進む!いざ御来光を求めて!
ケニア山を登る時期は特にいつでもいいのですが、せっかくだから1月1日の御来光を拝もう!
っということで、年末から2日間かけて標高4,200mのロッジまで辿りつきました。
ここまでも高山病に苦しむ人がいたり、体力消耗で歩けなくなったりと苦難が連続でした。
しかし、仲間全員がなんとかここまでたどり着くことができました。
1日の朝4時にピークアタックに出発するため、31日の夜はカウントダウンもせずに就寝。
おとなしくベッドの中で年越しを迎えました。
明けまして1月1日。
寒さと酸素不足に耐えながら山頂を目指します。
最後は道無き道、つまり崖を真っ暗闇の中登っていきます。
足を滑らしたら完全にアウトな恐怖心との闘いです。
少しずつ明るくなってくるので、気持ちがドンドン焦ります。
午前6時。
なんとか間に合い、御来光を拝むことができました。
最高に寒いですが、持ってきたビールで軽く乾杯しました。
こんなに感動した正月を迎えたのは人生で初めてです。
3) 残すは下山。元旦の夜は標高4,200mで乾杯!
疲れ果てた我々はロッジに戻って何もすることなくダラダラ過ごしました。
標高4,200mまで運んできたビールやワインで乾杯。
正月はやっぱり飲まないとね。
さすがに標高にも慣れてきたのが、簡単に無くなってしまいました(笑)
登りは2日間かけますが、帰りは1日で降りてしまいます。
翌日は気持ちに余裕もあるので、おしゃべりもしながら楽しく下山しました。
するとサプライズゲストのカメレオンも登場!
ケニア山にしか生息していないレアなカメレオンです。
これまでは寝正月が基本的でしたが、こういう年越しも悪くないですね。
ケニア山での年越し、オススメです!
凡