アフリカを中心とした新興国において物流のDXを促進するアンドアフリカ株式会社は、物流SaaSである「Logi-IQ」の公式版の提供を2024年3月18日(月)より開始しました。
アフリカおよび東南アジア市場におけるプレゼンス・ネットワークを活用することで本事業Logi-IQの事業基盤を構築していく考えです。
効率性の悪いアフリカの物流管理の現状
一般的に物流管理の領域は複雑性が高く、多くの課題が存在しています。
これらの課題は業務の効率性を悪化させ、それに起因して事業の利益率にも悪影響を与えます。
中でも物流業運営の上で最も重要と言えるタイムマネジメント・人財マネジメント・燃料費等のコストマネジメントにおける管理ミスまたは非効率な管理は、事業基盤の脆弱化に繋がります。
特にアフリカ諸国を始めとする新興国においては、上記の様なコアリソースのマネジメントの効率性が乏しく、改善の余地が大きいエリアと言えます。
加えて、高額かつ導入体制の構築が必要なERPパッケージよりも、手軽なSaaSソリューションの導入が今後進んで行くものと予想されます。
アフリカ物流SaaS、Logi-IQの公式版をローンチ!
この様な状況の中、アフリカ諸国を始めとする新興国において上記課題の解決に寄与するソリューションとして、アンドアフリカはLogi-IQの公式版をローンチしました。
Logi-IQは、配送工程における非効率を排除し、費用対効果を向上させ、物流状況を正確に制御することを目的とするツールです。
Logi-IQの具体的な機能は下の通りです。
ルート最適化
最初の機能はルート最適化 (Route Optimization)です。Logi-IQ は、配送タスクの優先順位、ドライバーの空き状況・スケジュール、各種車両の収容能力、安全性の考慮事項を考慮しながらその時々で最適なルートの自動設定をします。
ドライバー側も、自身のスマートフォン上のアプリにて自分がその日に完了させるべき配送タスク(一覧・詳細)および進むべきルートが確認出来るため、安全運転や末端顧客のケアに集中することが出来ます。
ドライバーの自動アサイン・管理
ドライバーの空き状況・スケジュールと配送タスクを照合し、リソースの無駄や時間外労働を排除する形でドライバーの各配送タスクへの自動割り当てを行います。
配送タスク管理
各配送タスクの完了状況が管理者側・ドライバー側問わず一目で確認可能です。
管理者(アドミン)側では、管理者ダッシュボードを通じてタスク完了状況が概要から詳細レベルまで確認が可能です。
また、ドライバー側ではスマホのアプリ上で担当する配送タスクのステータスが更新出来るため、アドミンとドライバーの管理のための負担を最小化します。
ペーパーレス
ドライバー用のモバイル アプリを使用すると、デジタルでタスクを完了できる(受取人のサインもスマホのアプリ上で取得・アップロード可能)ため、紙の印刷が一切不要となり、効率性の向上・コスト削減に繋がります。
ビジネスインテリジェンス(BI)
Logi-IQ では蓄積していくデータを分析し、事業全体、期間ごと、ドライバー毎など様々な切り口でのパフォーマンスを見える化します。
パフォーマンスはアドミン側で網羅的・視覚的に確認可能ですが、ドライバーにも自分が係るパフォーマンスについてのフィードバックを確認することが可能です。
それにより、ドライバー評価の合理性向上、事業の継続的な改善が期待出来ます。
アフリカを始めとする新興国の物流DXに寄与する!
アンドアフリカの代表取締役CEOである室伏氏は、「アフリカを始めとする新興国において新たな産業を創りだすことで雇用を創出する。
それが弊社のミッションです。そのミッションを追いかけ、弊社プロダクトであるECDにてアフリカにおける物流改革を進めて参りました。
この度、物流に課題が多いアフリカ市場において、ECDにおいて培った経験・知見を活用することで物流SaaSであるLogi-IQを立ち上げました。
物流企業、Eコマース、フィールドセールス、ごみ収集業など、ラストマイルデリバリーを伴うオペレーションを必要とする全ての企業のコスト削減・時間短縮・環境負荷低減に寄与するソリューションです。
アフリカを始めとする新興国の物流DXに寄与すべく、精進して参りますので、応援の程、宜しくお願い申し上げます。」とLogi-IQ開発の経緯を語っています。
アンドアフリカは、ラストマイル物流のマーケットプレイス事業であるEasy Collect & Drop (ECD)での知見、アフリカおよび東南アジア市場におけるプレゼンス・ネットワークを活用することで本事業Logi-IQの事業基盤を構築していく考えです。
- 記事提供元:アフリカ物流SaaS、Logi-IQの公式版ローンチについて|PR TIMES