1日1万歩歩くと、毎日10円がアフリカの子どもたちの給食支援に繋がる話題のキャンペーン、「GiFT WALK」を実施している予防×ヘルスケア×テクノロジーベンチャー「FiNC」をご存知ですか。アプリ「FiNC」をダウンロードしているだけで、毎日の歩数が計測され、歩数に応じた金額が、アフリカへと届けられます。
週刊東洋経済「2017年、注目のベンチャー10」にも選出されたFiNCがなぜアフリカ支援を行うのか。FiNCでCTOを務める南野氏に、FiNCの理念からこれまでの軌跡、アフリカにかける想いなどを伺いました。
予防領域に特化!話題のスタートアップ企業「FiNC」とは!
今回ご紹介するのは、多くの人々が病気にならず健康な毎日を過ごせるよう、予防領域に特化したヘルスケア×テクノロジーベンチャー「FiNC」です。FiNCは元々トレーナーとして、プロのトップアスリートなどのカラダ作りの指導をしていた溝口氏が2012年4月にFiNCを設立企業です。
溝口氏は、ある時、実際に対面でトレーニングできる人々の数には限界があることに気がつきました。そして、「ICTやスマートフォンのアプリを活用すれば、トレーナーや栄養士などの専門家による指導がより多くの人に効率的できるようになる」と考え、血液検査、遺伝子検査などデータに基づいた本格的な指導を提供しています。
日本人の健康寿命を延ばし、日本の抱える数々の課題の解決を目指していくことがFiNCのコンセプト。歩く、食事などライフログの記録、ヘルシーレシピやトレーニングのコンテンツなど、健康に関する情報をアプリを通して提供しています。
また、アプリ以外にも企業(BtoB)向けのサービス「FiNC for Bisiness」も提供しています。これは健康を意識したウェルネス経営を行っている企業に対して、ストレスチェックから医師との面談までトータル的にサポートするサービスで、厚生労働省からの許可も得ており、明治安田生命などの企業が既に導入しています。
その他、プライベートジムも自社経営しており、そこで得たノウハウもサービスに還元しています。
AIを使って健康に!革新的な健康アプリ「FiNC」をプレリリース!(招待制)
様々なサービスを提供していく中で、トレーナーや栄養士などの専門家のノウハウが蓄積してきたFiNCが満を持してリリースするのが、予防×ヘルスケアのアプリ「FiNC」です。FiNCアプリはこれまでのヘルスケアやダイエットアプリとは一線を画す、パーソナルコーチAI(人工知能)を内蔵した新たなアプリです。今回、FiNCの開発を担当した南野CTOにお話を伺いました。
FiNCは、AIを活用することでユーザーに価値あるサービスを安く提供し、より多くの人に健康への興味を抱いてもらうことを目指しています。アプリ内では、AIがユーザーと話すことで学習し、ユーザーにニーズがある情報を提供します。FiNCがAIに特化し始めたのは2年前からで、2016年8月には人工知能研究所「FiNC Wellness AI Lab」を設立し、東京大学と共同研究を進めています。
アメリカでは、健康分野において既にヘルスケアアプリが多々リリースされています。しかし、「大きな課題はユーザーが継続して利用しないことだ」、とCTOを務める南野氏は語ります。歩数はスマートフォンを持っているだけで自動的に計測できるため、何かを入力する手間がありません。そして、目標が達成されるとポイントが付与され、健康グッズやサプリなどが販売されているFiNCモールでそのポイントが使用できるという仕組みを作りました。
「ヘルスケア全体を網羅できるアプリは、日本にはFiNC以外ありません。世界にはそのようなアプリを出している会社も数社ありますが、継続的にユーザーに使われておらず、投資家もヘルスケア分野は厳しいのではないかと話しているような状況です。FiNCは、ヘルスケア分野の全体を網羅し、かつ継続して使ってもらえるような仕組みを組み込んだ日本発のアプリを世界に出す、そんな会社を目指しています」と南野氏は語ってくれました。
アプリ「FiNC」は、基本的にユーザーが無料で使うことができます。FiNCは現在プレリリース中で、事前登録を絶賛受付け中です。なお、正式ローンチは3月予定です。(事前登録サイト:https://finc.com/event/pre-register)
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