ケニア雑貨の中で、最も人気の高いのが『サイザルバッグ』です。1つひとつハンドメイドによって作られた温かみのあるカゴバッグは、春から夏にかけての必須アイテムともなるほど人気のケニア雑貨です。
そんなサイザルバッグを12年にもわたって、ケニアの女性と寄り添いながら製造・販売をしている日本発のブランドがあります。その名も「enplus(オンプリュ)」。今回はオンプリュの想いと、全国各地で開催されるイベントについてご紹介します。
夏と言えばサイザル麻のかごバッグで決まり!
サイザルバックとは、サイザル麻で編まれたカゴのことです。アフリカの東部に位置するケニア共和国の内陸部に暮らす、カンバ族の女性によって作られています。サイザル麻は乾燥した土地にも育つたくましい植物で、その葉を刈って繊維をとりだし、染めて色をつけ、糸をよって編み上げるところまで、すべて手作業で行われています。
このサイザル編の技術は伝統的に受け継がれてきたもので、カンバ族のお母さんたちは家事や畑仕事のかたわら、おしゃべりしながら、歩きながらサイザルバックを編み、それを販売して少ない収入を補っています。
最近では春から夏にかけて、このサイザルバックは日本でも必須のアイテムとなっています。街で見かける機会も増えています。カラフルな色合いや、夏っぽい涼しさから人気が高まっています。また丈夫で通気性が良いのが特徴で、バッグとしてだけでなく、インテリア・収納アイテムとしても人気があります。
ケニア雑貨ブランド”オンプリュ”が込めた想い。
ブランド名のオンプリュ(enplus)は、フランス語で「~に加えて」という意味です。2004年に中島志保さんによってスタートし、ケニアの地域で残る手仕事の技術を活かしつつ、日本の暮らしに合うように少しアレンジが加わった製品を製作・販売しています。
現在は、オンプリュはケニアとその周辺の国々のハンディクラフトを日本に届けています。商品はケニアのカンバ族の職人に手描きのデザイン画を見せながら作っています。ゆっくりと、ゆったりと暮らす彼女たちによる手作りのため、サイズや色、柄などにばらつきもあり、日本の製品ほどには洗練されていないかもしれません。
「けれども飾らない素朴さを大切にしたい。そんなエッセンスも暮らしを豊かにするのでは、との想いがあります。簡素な生き方から生まれるモノたちが、より多くの何かをみなさまに届けてくれたなら嬉しく思います。」と中島さんは話しています。
また私たちの生活の中で流れている時間は、世界中のどこかではもうひとつの時間が流れています。日本で忙しく暮らしていると、この「もうひとつの時間」を感じられなくなります。もし心の片隅にケニアの風景を思っていると、日本の忙しい日々の中で、どこかゆったりと気持ちを持つことができます。
オンプリュは、毎日持つバスケットを使って、可愛いな、嬉しいな、と感じることが、世界とつながる第一歩と考え、暮らしの中にあったら楽しくなるようなモノづくりを行っているブランドです。
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