中古車越境ECで知られるビィ・フォアードが、不動産情報掲載プラットフォーム「BE FORWARD HOMES」をタンザニアとザンビアで正式ローンチしました。
人口増と都市化が加速するアフリカでは、住宅・自動車・家電といった耐久消費財の需要が連動して拡大しており、信頼できる不動産情報へのアクセスは依然として大きな課題となっています。
同社は自動車販売で培った顧客基盤とブランド力を活かし、現地不動産業者とユーザーを直接つなぐ“マッチング型不動産プラットフォーム”を提供することで、より安全で透明性の高い住まい探しの環境づくりを目指します。
アフリカの住宅市場課題に挑む新事業
ビィ・フォアードは、アフリカで顕在化する不動産取引の非効率性と情報アクセスの不透明さに対応するため、新サービス「BE FORWARD HOMES」をローンチしました。
タンザニアやザンビアを含む多くのアフリカ諸国では、人口ボーナスによる中間層の拡大や都市化の加速により、住宅をはじめ自動車・家電といった耐久消費財の需要が連動的に拡大しています。
特に若年層人口が多い構造により、「車の購入→住宅の取得→家電の購入」というライフステージが明確な購買行動が増えることが予測され、市場成長のポテンシャルは非常に大きい状況にあります。
一方で、一般化された不動産情報プラットフォームが存在せず、物件探しの多くは知人紹介に依存しているのが現状です。そのため、不動産購入や賃貸において信頼性の低い情報や不要な仲介が発生しやすく、取引の透明性確保が難しいという課題があります。
今回の新サービスは、同社の中古車越境EC「beforward.jp」で築いた広範な顧客基盤とブランド信頼を活かし、現地の信頼できる業者のみが物件を掲載できる仕組みを整備した点に特徴があります。
ビィ・フォアードは不動産取引そのものには関与せず、あくまで業者と顧客をつなぐマッチングサイトとして機能し、安全かつ効率的な物件検索環境を提供します。
リニューアルで検索性と信頼性を強化
「BE FORWARD HOMES」は、2018年から提供してきた「BE FORWARD REAL ESTATE」を全面リニューアルしたサービスです。
今回の刷新では、UI/UXを最適化し、検索性が大幅に改善され、ユーザーはより直感的に物件を探せるようになりました。
また、登録できるのは一定の条件を満たした現地の不動産業者のみとし、掲載物件の質を担保する仕組みを導入しています。これにより、利用者は信頼できるプラットフォーム上で、賃貸・売買問わず多様な物件情報に安全にアクセスできる環境が整いました。
さらに、同社はブランド力を生かし、不動産業者と顧客の双方にとって利便性の高いエコシステム形成を目指します。
業者にとっては、より多くの潜在顧客にリーチできる新たな販路となり、ユーザーは従来アクセスが難しかった物件情報を簡便に閲覧できるようになります。
今回のサービス提供はタンザニアとザンビアの2カ国での開始となりますが、同社は2026年を目処に他国への展開も計画しており、アフリカ全域での住まい探しの標準モデルとなる可能性を秘めています。
これにより、アフリカの不動産市場の透明化と信頼性向上に貢献する取り組みとして期待が高まっています。
タンザニアとザンビアで盛大に開始
タンザニアでは、2025年11月18日、ダルエスサラーム市内のJohari Rotanaホテルにてオープニングセレモニーが開催され、約60名の現地不動産業者やメディア関係者が参加しました。
同社代表の山川氏の挨拶に続いてテープカットが行われ、続くメディア会見では、現地の不動産取引の課題解消に向けた期待が語られました。
タンザニア政府のシャクラニ・キャンド土地開発事務次官は、登録業者の公正な取引を後押しし、若者の雇用機会の創出にもつながると強調。
さらに、信頼性の高い不動産業者との接触に悩む投資家にとって、同サービスが新たなチャネルを提供する点を評価しました。
一方ザンビアでは、11月20日に首都ルサカのPrime Venueにてセレモニーが開催され、伝統的なダンスの披露と温かい歓迎の中でスタートしました。
山川氏は今後の事業展開や住宅供給課題の解決への貢献について説明し、現地で高まる住居需要に応える新たなプラットフォームとして期待を集めています。
両国でのセレモニーはいずれも盛況となり、同社がアフリカ市場において築いてきた信頼度の高さと、今後の拡大戦略に対する大きな期待を裏付けるものとなりました。
















