トーゴ共和国政府は、トーゴ唯一の漁港の近接地への移転・整備を行う「ロメ漁港整備計画」を対象にした27億9,400万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を国際協力機構(JICA)と締結しました。トーゴは、天然の良港とされる首都ロメの港から北部のブルキナファソ国境までを繋ぐトーゴ回廊を基軸とした国家開発を進めています。日本はトーゴの水産セクターを改善を促すことで、持続的経済成長の支援を行います。

港湾立国へ!トーゴが推進するトーゴ回廊を基軸とする国家開発とは!?

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西アフリカに位置するトーゴ共和国は、日本の約6分の1の小さな国土に、約700万人が暮らしています。トーゴのニャシンベ大統領は「港湾立国」政策の推進に向け、2011年より天然の良港とされる首都ロメの港から北部のブルキナファソ国境までを繋ぐトーゴ回廊を基軸とした国家開発を進めています。トーゴ回廊の起点となるロメ港は、「港湾立国」政策に基づいて商業港の拡張が進められており、ロメ港内にある既存漁港の面積は2011年以前の3分の1程度に縮小しています。

最終的には、漁港の全面移転を行うと計画ですが、資金不足により漁港移転は実現できていません。そのため、漁船の密集による接触・破損事故が多発する等、安全上の問題が生じており、また港内の水揚・荷捌スペースへの車両等の乗り入れや排水機能の不備など、衛生環境の悪化も課題となっています。

ロメ漁港整備計画でトーゴの持続的成長の促進を促す!

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今回、トーゴと日本の間で締結された「ロメ漁港整備計画」は、現在のロメ港近隣の国有地に漁港を移転し、新たに整備を行います。それにより漁港機能を回復し、漁業関係者の就労機会を維持・継続するとともに、漁港内の混雑解消及び安全確保、水産物の衛生状況や流通体制の改善に貢献すると考えられています。この計画によって、トーゴが「経済成長加速化と雇用促進のための戦略」で掲げる水産業の振興を促進され、持続的経済成長の促進及び貧困削減に繋がると期待されています。

日本は、「トーゴロジスティクス回廊開発・整備計画策定調査」において,トーゴ回廊全体の分析を行うとともに,効率的・効果的な開発のためのマスタープランを策定しました。JICAは今後も、トーゴ政府の「港湾立国」政策の実現やトーゴ回廊を基軸とした国家開発に貢献していく予定です。

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引用元:外務省 報道発表JICA ニュースリリース

1st Photo credit: Panoramas via Visualhunt / CC BY-ND
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