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国際協力機構(JICA)は、コンゴ民主共和国政府と「カタンガ州ルブンバシ市国立職業訓練校整備計画」を対象とした最大32億5,000万円の無償資金協力の贈与契約を4月28日に締結しました。本事業は、コンゴのオー・カタンガ州において、地域の産業人材育成の重要な役割を担っているルブンバシ市国立職業訓練校の訓練施設及び機材を整備を行います。

紛争の影響で若者失業率が深刻なコンゴ!

コンゴ民主共和国は日本の約6倍の国土に、人口6,940万人が暮らしています。コンゴにおける24歳以下労働人口の失業率は28%と推定されており、またコンゴ東部地域においては長年の紛争により大量の国内避難民や除隊兵士が発生しているため、治安の改善や経済発展を促す観点から、若年層への職業訓練機会の提供が急務となっています。

若者に職業訓練を!コンゴの取り組みとは。

コンゴの国立職業訓練機構は国内に30を超える地方校とパートナー企業3,000社以上を有しています。同機構は求職者訓練・在職者訓練の実施や、除隊兵士の武装解除・動員解除・社会復帰(DDR: Disarmament, Demobilization and Reintegration)に資する職業訓練の実施をしており、人材育成とコンゴの平和と安定への貢献が期待されています。

特に今回の事業対象の地方校であるルブンバシ市国立職業訓練校は、国内第一の経済圏であるオー・カタンガ州に位置しています。カタンガ州は紛争の影響を大きく受けた東部地域の国内避難民等の受け皿にもなっており、地域の産業人材育成や平和と安定において重要な責務を担っています。

一方で、1970年代から利用されている機材や施設の老朽化により、同地域産業界の訓練ニーズに即した職業訓練の提供が困難となっています。さらに、職業訓練の需要は増加傾向にあり、一部訓練の外部施設利用なども発生しており、効果的な職業訓練の実施に支障をきたしています。

日本の技術も!コンゴの若者へ専門訓練を!

今回、コンゴ政府と締結した「カタンガ州ルブンバシ市国立職業訓練校整備計画」では、ルブンバシ市国立職業訓練校において教室棟や自動車整備棟などの施設を建設するとともに、自動車整備、電子、建築土木関連等の機材を供与します。それにより収容生徒数の増加、既存コースの訓練内容の充実や訓練環境の改善、より専門性の高い新規コース(油圧・空圧コース、自動制御コース、特殊溶接コースなど)設置等が達成され、地域の産業ニーズに合致した人材育成が可能となります。

またJICAは、今回の事業の他にも国立職業訓練機構の訓練能力改善のための技術協力を組み合わせて実施しており、コンゴの産業人材育成を包括的に支援しています。


引用元:JICA ニュースリリース
※写真はイメージです(Photo credit: D-Stanley via Visual hunt / CC BY

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