三菱重工業は2016年7月21日、エジプトのニューカイロ市内に現地法人「MHI Technologies SAE(MHIエジプト)」を設立しました。インフラ整備や産業基盤強化の需要が急増しているエジプト、そして関係の深いアフリカ市場への拠点として、新規事業開拓も含めた機動的な営業活動とエジプト企業との提携強化に取り組みます。
9000万人の巨大市場エジプト!三菱重工が現地法人を設立!
今回、設立しtた現地法人「MHIエジプト」は、三菱重工業、三菱重工グループの欧州・中東・アフリカ地域を統括するMitsubishi Heavy Industries France SAS(MHIF)、三菱重工の欧州拠点であるMitsubishi Heavy Industries Europe Ltd (MHIE)の3社出資により設立されました。
エジプトでは2015年にスエズ運河の複線化が完工、また周辺地域の開発計画等、大規模プロジェクトが展開されています。エジプトの将来に向けた成長力には世界から注目が集まり、海外からの直接投資なども活発化しています。
今回の現地法人を通じて、エジプトの政府機関や経済・産業界との関係を強化します。また9,000万の人口を擁するエジプトおよび関係の深いアフリカ市場への拠点として、急増するインフラ整備や産業基盤強化の需要に迅速かつきめ細かく対応するのが狙いです。新規事業開拓も含めた機動的な営業活動とエジプト企業との提携などに取り組んでいきます。
エジプト・アフリカ地域へ積極展開!グループ力で市場獲得を目指す!
MHIエジプトの発足に際して、三菱重工行の宮永俊一社長は、「三菱重工グループは現在、エジプト最大となる南ヘルワン火力発電所の建設プロジェクトに参加するなど、エネルギー関連をはじめとして、同国に多数の製品を納入しています。MHIエジプトの設立を契機に、より一層、エジプトに根ざした活動をはかるとともに、当社グループの幅広い事業領域での技術力を駆使し、今後一層エジプトの成長・繁栄に貢献できるようグループを挙げて取り組んでいきます。」とコメントを発表しています。
三菱重工は今後、MHIエジプトを通じて、エジプト国内およびアフリカ地域の顧客・市場に密着し、同地域の経済・産業発展に貢献する事業活動をさらに積極化していきます。