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マラウイ政府とユニセフは、ドローン(無人航空機システム:UAS)の人道支援利用の可能性をテストするための飛行ルートを開設したと発表しました。アフリカでは初のドローンのテスト飛行ルートであり、また人道支援・開発支援の利用に特化したものとしては、世界で初めて設定されることになります。

マラウイとユニセフ、人道支援向けのドローン活用テストを開始!

ユニセフが発表したドローンのテスト飛行ルートは、2016年3月に実施した、乳児のHIV感染の早期検査のために乾燥させた血液サンプルをドローンで輸送するフィージビリティ・スタディを経て開設されました。このフィージビリティ・スタディでは、ドローンが、HIV検査に使われている既存の輸送システムに追加できる実行可能な手段であることが明らかになりました。

HIV検査を短縮化!マラウィでドローンを活用したアフリカ初の血液輸送実験がスタート!

飛行ルートの詳細は、マラウイ政府の新しい規制枠組みに準じて、政府の民間航空局と協議の上決定されました。効果的にドローンの輸送を試験できると想定されている40キロメートルを最大距離とし、高度は地上500メートルに制限しています。民間セクター、大学、その他のパートナーが、コミュニティに寄与するサービス提供にどのようにドローン(UAS)を活用できるかを研究するために管理された空域を提供することを目的にしており、2017年4月に運用が開始されます。

この飛行ルートは、アフリカ初のドローンテスト飛行ルートであり、人道支援・開発支援の利用に特化したものとしては、世界の中でも初めて設定されるものの1つとなります。

ユニセフ、ドローンが秘める3つの可能性を調査!

今回、ユニセフが実施する人道支援を目的としたドローンのテスト飛行ルートでは、主に「画像・映像」「通信」「輸送」の3つの分野における試験が行われます。「画像・映像」では、開発支援や人道危機に際の航空画像・映像の撮影や分析、洪水や地震が発生した際に状況をモニターします。「通信」では、特に緊急事態が発生した際に通信困難な地域において、ドローンがWi-Fiや携帯電話通信電波を拡大することができるのか可能性調査を行います。「輸送」では緊急時の医療物資、ワクチン、HIVテスト用血液など小型で軽量の物資が輸送可能かを調査します。

ユニセフは世界のいくつかの政府や民間セクターのパートナーと共同して、いかにドローンを低所得国で活用できるか研究を進めています。ドローン(UAS)技術はまだ開発の初期段階にあり、すべての研究プロジェクトは厳重なイノベーション原則に則り、オープンソースでユーザー中心のデザインを重視しています。

マラウイ政府が支援!今後のドローンの活躍を期待!

マラウイのジャッピー・ムハンゴ(Jappie Mhango)運輸・公共事業大臣は、「マラウイは、過去に何度も深刻な干ばつや洪水に見舞われています。このドローンテスト飛行ルートの設置は、特に緊急事態において輸送インフラが使用できない、あるいは困難な状態にあるときに、輸送を支援し、データを収集する上で大変重要となります」とコメントしています。

またユニセフのイノベーション部門部長のシンシア・マカフレイは、「テスト飛行ルートの開設により、開発・人道支援分野でのドローンの可能性を調査できる場ができた。このプログラムによって、ユニセフは、急速に進歩しているドローンの技術に対応し、将来的に子どもたちの支援活動に取り込んでいくことができます」と述べています。

ユニセフは、今後数カ月間、参加申請をしている企業や研究所などとの契約の最終化を進める予定です。また、マラウイ政府とユニセフは、今後地域で災害が発生した際に稼働できるドローン操縦士を調査中で、即座に緊急対応を確保するための待機契約を準備しています。なおテスト飛行ルートの使用に関心のある企業等は、http://bit.ly/2hh9MOTからオンラインで登録できます。


記事提供元:ユニセフとマラウイ政府、ドローンの人道的利用へ(PR TIMES)

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