今月のテーマ記事は「海外で住む・働くことへの責任」です。

「ケニア」=「治安」が悪いというわけではありませんが、首都ナイロビや沿岸部は比較的治安が悪い地域にあたります。そんな国で暮らす著者が考える「海外で暮らすことへの責任」についてご紹介したいと思います。

ケニアにおいて、いち個人、いち日本人として最低限すべき行動・考え方についてまとめてみました。

1)まずは「情報」。自分の身は自分で守る。

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photo credit: getting on a public enemy matatu via photopin (license)

ケニアで暮らしてると、正直いつどこで何があるか分かりません。
もちろん日本で暮らしてもそうでしょうが、確率の違いです。

その確率が高い国で好きで暮らしているので、何があっても自己責任と言われるのは仕方がないことでしょう。

そんな自分にできることは、可能な限りリスクを減らして生きることです。
そのためには治安に関する情報はかき集めないといけないですよね。

海外に生活していると、その国の情報は自分でかき集めなければいけません。

⑴外務省・JICAの安全情報

外務省の海外安全情報は欠かさずチェックしましょう。

ケニアではJICAがかなり詳細にかつリアルタイムに治安状況を教えてくれます。途上国で働く場合は、JICA関係者や青年海外協力隊と仲よくなっておき、情報交換するのがベターです。

⑵現地の知り合い

現地のことは現地人に聞け、ですね。かなり噂話が好きなので、聞けば色々教えてくれます。また仲良くなっておくと、何かあった時にすぐに助けてくれるので安心です。

⑶地元新聞・ラジオ

新聞を読むのもとても勉強になります。ケニアでは英字新聞があるので重宝しています。またレストランや乗り物内で、テレビやラジオがあればチェックしておくといいでしょう。ラジオは特にローカルな情報が流れています。

2)自分だけの命でないことを知る。

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photo credit: Demonstration Against Gibe III Dam and to Save Lake Turkana via photopin (license)

ケニアでは自分が事件に合うことは、多くの人に影響を与えることになります。

やっぱりまずは家族に心配かけますよね。
どうして子供をアフリカに行かせたのか、と周囲に言われるかも知れません。

同時にケニアに暮らす日本人にも影響が出ます。
もしかしたらある事業がケニアから撤退する、なんてこともあるかも知れません。

また日本では大々的に記事になってしまうでしょう。
そうすると日本人のケニアに対するイメージが悪化することに繋がります。

どんな気をつけていたってテロや暴動に巻き込まれてしまう可能性をゼロにすることはできません。

著者も物を盗られたり、泥棒に囲まれたりしたことがあります。
でも後から振り返ると、それを防ぐ方法はあったと後悔しています。

・カバンはチャック付きにする
・街中で携帯を触らない
・大型ショッピングモールは買い物だけにしてすぐ帰る。
・危険な地域には入らない。

など危険な目に合わない為にできることは山ほどあります。
そういった小さな行動の積み重ねが事件が自分を守ってくれると思っています。

何かに巻き込まれることは、自分以外の多くの人に影響を与えます。
まずはできるリスクマネジメントをやることが、ケニアに暮らす者としての責任です。

3)あなたのイメージが日本人のイメージを決める

2-1.黒人

海外で暮らす責任として、きちんとした振る舞いをすることも重要です。
きちんと」というのは、簡単に言うとケニア人に誤解を与えず、仲良くなることです。

海外においては、やはり日本人としての振る舞いが求められると思っています。
ケニア人で日本人と接する機会なんてそうそうあるものではありません。

つまり、私たち一人ひとりの行動がケニア人の日本人のイメージになるのです。
それが周囲に波及して、周辺の人たちの日本人像に結びついていきます。

ケニア人たちの日本人の印象がよければ、困った時や何か事件が起きた時に助けてくれます。
著者の感覚では、ケニアの人々は日本人に対してとてもいい印象を持ってくれています。

それはこれまでケニアで暮らしてきた日本人たちの振る舞いの賜物だと思います。
おかげで著者もたくさんのケニア人に助けられながら生活ができました。

 

海外においてはまずは自分の身を守るために、リスクをしっかりマネジメントする。
そして周囲と溶け込み、ドンドン仲良くなりましょう。

それが日本人のイメージが上がればその国に住む多くの日本人の恩恵にもなります。
結果的に日本人が事件に巻き込まれることが少なくなると思います。

WWJ寄稿記事
原文元: ケニアで暮らすこと。それは自分が果たすべき多くの責任を負うこと。| W.W.J.world –http://wwj.world/

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凡
Africa Quest.com 編集長。1987年うどん県生まれ。証券会社退社後、青年海外協力隊としてケニアに赴任。在任中に雇用創出をビジョンにソーシャルベンチャーを共同創業し、約2年にわたり運営を行う。現在は、Africa Quest.comの運営や中小企業のアフリカ進出サポート、アフリカビジネスラボのモデレーターなど、アフリカをテーマに幅広く活動している。