どうも初めまして。タンザニアでTrickster ltd.という広告代理店を営んでおります園部篤史と申します。

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簡単に自己紹介をさせて頂くと、大学在学中、インターンシップでタンザニアを訪れ、そのまま現地に残り(大学は卒業しました)、かれこれ2年半ほど住んでいます。

そこで、トリックスターという会社を立ち上げ、ぼんやりした事業領域を掲げながら日々奮闘しています。

アフリカの援助漬けの実態

初めてタンザニアを訪れた当初と比較をすると、『アフリカ=ビジネス』という言葉の組みあわせをよく見るようになったと感じます。

しかしそれはあくまで一般論ではなく、アフリカを訪れる人が増えたことで、“ビジネスの必要性”を感じそれを発信することが影響しているのではないでしょうか。

援助漬けの実態について理論的に説明すると、僕の無知がばれてしまうので、体験談を話させてもらいます。

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まず始めに大前提となりますが、援助・支援を否定するつもりは毛頭ありません。

僕がタンザニアという国で、現地の方々に歓迎され、人種で歓迎をされるのは、日本国の支援によって築いた信頼がとても大きいです。
また、いま僕がこうして取引ができているのは、支援・援助を通して教育的経済的な発展を支えてきたことも、当然要素としてあるでしょう。

ただし、重要な概念があります。
援助や支援はあくまで発展の基礎を作ることが目的であり、それを成長させるには現地の力が不可欠なのです。

勉強しない子供に家庭教師をつけても、受験はうまくいきません。
解決策としては、家庭教師を24時間体制でつけることが挙げられますが、それを国が支援として行うことは不可能であることは想像に易いでしょう。

援助漬けという状態はまさに勉強する気がない生徒とイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。

タンザニアには、東アフリカ一の財閥企業Azamという食品メーカーがあります。

創業者はもともと靴磨きの少年です。
少しずつ溜めたお金を投資に回して、一代でその地位を確立しました。

彼はきっと、家庭教師がいなくても、古びた参考書で東大に合格をするようなそういった情熱を持った人なのではないでしょうか。

ビジネスアイデアコンテストで感じた起業家のマインド!

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前置きが長くなりました。僕は昨年、DMM.Africa Presents Africa Business Idea Cup 2016という現地の方々を対象にしたビジネスアイデアコンテストを開催しました。

僕自身、起業家との関わりが特別強かったわけではないので、どんな層がでてくるのか、本当に未知でした。そんな状況にスポンサーをしてくださる企業には頭が上がらない限りです。

最初アイデアをざーっとみて、感じたのはこのコンテストは奇抜さを競うものではなく、本当に人生を懸けた命綱なのだと感じました。
コンテスト用のアイデアではなく、純粋に自分が置かれた回りの環境が必要としていて、それをするのは自分しかいないという信念が伝わってきました。

できたらいいなの夢物語ではなく、自分の置かれた状況を少しでもよくするため、家族やコミュニティをよくすること、それだけです。
なるほど、起業ってそういうものなんだ、と思いました。

ビジコンを主催して、『アイデアに価値なんてない。』と理解しました。
こうしたら世の中がよくなるという理論ではなく、ビジネスは情熱。誰が、というのが一番重要なんだと。

何度も言いますが国際協力を否定しているわけではないのです。

ただ、いつでも世の中を変えるのは人。
そういう人を見つけること、そして日の目を浴びることがアフリカの発展ではとても大切だと学びました。

起業家としてトリックスターへ込める想い!

早速偉そうなことばかり言ってすみません。

ただし、なにが正解かはわからない中で、いまこうしてアフリカに身を置くものとして、自分の正解を信じることは意味があるとは思っています。

いまこうしてアフリカで僕が仕事をしていることは本当に珍しい部類に入ると思いますが、あなたが就職する会社を選ぶように、歌手や俳優を目指すように、選びきれないほど目の前にあった選択肢にこっそりと入っていると思います。

僕自身、いわゆる起業するようなタイプでは一切なく、それをふと不思議に感じることはあります。しかし、それをまぁいっか、って思えるのがアフリカの住みやすさだなと思います。こういうのは連載のどこかで書けたらなと思います。

ありがとうございました。