「cinema stars アフリカ星空映画館」はアフリカで移動映画館を届けているプロジェクトです。2016年は、約600人以上のウガンダの子どもたちに星空の下での「はじめての映画体験」を届けました。2年目となる今年は、新たな挑戦としてカメルーンの子どもたちにも映画を届けるべく、現在クラウドファンディングを行っています。
映画を通じて、ウガンダの星空の下に笑顔がはじけた!
アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。そのようなアフリカの子どもたちに「はじめての映画体験」を届けるため、”cinema stars アフリカ星空映画館”はアフリカで映画上映を実施しています。
cinema starsが映画を届けているのは、東アフリカのウガンダ共和国です。「アフリカの真珠」と呼ばれるほど豊かな自然に恵まれ、観光業も盛んになってきたウガンダですが、cinema starsが活動を行う北部の町”グル”では約10年前まで内戦が続いていました。
2016年8月、cinema starsは星空の下でウガンダの子どもたちに「はじめての映画体験」を届けました。驚いたり、笑ったり、考えこんだり、と様々な表情をみせてくれたそうです。また小学校で絵画のワークショップも実施し、赤・青・黄色の3色だけを使って「ぼくの・わたしの好きなもの」をテーマに自由に描きました。その他、子どもたちによる映像制作も行い、大きなスクリーンで発表しました。
カメルーンにも映画を届ける!新たな2つの挑戦!
2回目となる今回は、「2 年目の新しい挑戦!『cinema stars アフリカ星空映画館』子どもたちにはじめての映画体験を届けたい」と題し、プロジェクト実施地域を拡大し、7月からカメルーンとウガンダでプロジェクトを行います。
映画を通じて、カメルーンの子どもたちの夢を応援したい!
アフリカ各地で映画を上映することを目的として始まったcinema starsは、2年目となる今年はカメルーンでも移動映画館を実施する予定です。カメルーンでサッカーに次ぐ人気スポーツは、なんと柔道や空手などの日本武道だそうです。2006年からは、ある日本人とカメルーン人夫妻がカメルーンの空手選手育成のための空手大会「Festival de l’amitié Nippo – Camerounais ニッポ・カメルネ親善大会」を開催しています。
人気が高い一方で、経済的理由から選手になる夢を諦める子どもも少なくないそうです。cinema stars代表の桜木氏は、このご夫妻との出会いをきっかけに、カメルーンの子どもたちの夢も応援していきたいと考え、空手大会に集まった子どもたちの前で映画を上映することを決めました。
日本とウガンダの子どもたちの共同作品を制作!
また同時に、今年もウガンダでの移動映画館プロジェクトが実施されます。今回は初めて日本の子どもたちと一緒にひとつの作品を制作するワークショップが行われる予定です。すでに2016年秋から、「はじめての映画体験」を経験したウガンダの小学生と東京都内の小学生の交流が始まっており、日本の子どもたちは「ウガンダの内戦」をテーマに劇を作りました。
これをきっかけに日本・ウガンダの小学生たちのビデオレターの交換も始まり、2017年3月には、ウガンダの子どもたちから多くの手紙が届きました。子どもたちは主体的に「どうつながりたいか」という意見を出し合っており、どんな共同作品ができるのか、今後大きな広がりを見せる活動となっていきます。
新プロジェクトに向け、クラウドファンディングを実施!
プロジェクト実施に向け、クラウドファンディングプラットフォームの Motion Gallery にて 2017年6月22日(木)よりクラウドファンディングが開始されました。7月28日(金)までの期間で、目標金額は 800,000 円です。集まった資金はプロジェク トの運営に使用されます。詳細はこちらからご覧いただけます。
映画上映予定スケジュール
- 2017年7月29日(カメルーン・エデア市の空手大会)
- 2017年7月30日(カメルーン・エデア市近郊の村落部)
- 2017年8月5日(ウガンダ・グル市の小学校)
- 2017年8月6日(ウガンダ・グル市の村落部)