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パリ同時テロの後、過激派組織が勢いずく可能性があるとの報道がありました。今それが現実のものとなっています。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が関与されていると考えられている自爆テロが17,18日にナイジェリアで、22日にカメルーンで起きました。また20日には国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「アルムラビトゥン(Al-Murabitoun)」の犯行とされる襲撃事件が起きました。
11月20日、アフリカの西部に位置するマリ共和国の首都パマコの高級ホテル「ラディソン・ブル(Radisson Blu)」に、武装グループが約170人を人質に立てこもる事件が起きました。軍によって実行犯2名が殺害されましたが、宿泊客など19人が犠牲になりました。犠牲者の中には ロシアの貨物専門の航空会社「ボルガ・ドニエプル」の職員6人や中国のインフラ建設大手「中国鉄建国際集団」の社長など3名が含まれています。最近マリでは武装集団などによる襲撃事件が度々起きていました。ホテル襲撃後、イブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領は全土に10日間の非常事態を宣言しました。
マリの治安当局筋は、ホテル襲撃に関与した疑いのある容疑者の行方を追っていると発表しています。フランスがISへの爆撃を強めている結果、シリアでは無関係な民間人が多く犠牲になっています。これ以上世界各地で悲しみの連鎖が広がないことを祈るばかりです。
引用元:AFP