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パリ同時テロからわずか4日後となる、17日から18日にかけてナイジェリアで2件の自爆テロが起きました。17日の自爆テロでは北東部ヨラの街で、少なくとも32人が死亡、80人が負傷しました。モスクでの祈り終え、周辺の野菜市場やレストランに人が増えてきた19時台にテロが起きました。翌日は北西部のカノの市場で、2度の自爆テロが相次ぎ、15人が死亡、少なくとも123人が負傷しました。
主犯と考えられているのが、イスラム過激派「ボコ・ハラム」です。ボコ・ハラムは10月にも新しく完成したモスクを爆破し、27人が死亡するテロにも関与した疑いがかけられています。18日に起きたカノのテロでは、11歳と18歳の少女が自爆しました。ボコ・ハラムに誘拐された子供たちと見られています。また2人が乗っていたワゴン車の中には、他にも自爆テロ犯にさせられていると思われる4人の子供が同乗していたと言われています。
今回の犠牲者を想い、SNS上ではハッシュタグ「#PrayForNigeria」が2,000人以上のナイジェリア人のよって使用されています。フランスはメディアで大きく取り上げられていますが、同規模のテロが様々な地域で起きています。この矛先が日本に向く可能性は低いかも知れませんが、ゼロではありません。私たちも地球で暮らす一員として、まずは世界の現状をしっかりと知ることから始める必要があります。
引用元:CNN