図書館を通じて知識へのアクセス向上に取り組むNPO団体であるEIFL (Electronic Information for Libraries)はソーラー電池を活用したノートーパソコンを使って、コンピューターの勉強が不十分な地域に教育を提供する移動図書館プロジェクトの動画を公開しました。この動画はガーナの西部の地域にあるArchbishop Amissah中学校に初めて訪問した時の様子です。
アフリカの西部に位置するガーナにおいてICT (information and communication technology)は義務教育の科目の1つとされていますが、地方にある多くの学校はパソコンを持っておらず、そもそもインターネットに安定的に接続する為の電力さえままならない状況です。その結果、数千人の生徒達がICTの試験に落ちています。
ノートパソコンやプロジェクターに電力を供給するためのソーラーバッテリーが装備された本プロジェクトの移動図書館は、毎週ガーナ西部の4つの地域にある5校を訪問します。同乗している図書館員と教師が1800人の生徒を対象にコンピューターの指導をし、上記のICT試験合格を目指します。
これまでの3ヶ月で4台の移動図書館が21の学校を訪問し、1000人を超える生徒に同プログラムを実施しました。授業を受けたほとんどの生徒がパソコンに触れるのが初めてだったそうです。
生徒たちの生き生きとした表情は動画でぜひチェックしてみてください。
参照元:EIFL Blog