ケニアの通信会社サファリコム、農家向けプラットフォームアプリ”Digifarm”の配送拠点を開設!

東アフリカ・ケニアの最大手通信会社のSafaricomは、高品質の農業資材投入や持続可能な市場にアクセスする機会を創出することで、小規模農業からアグリビジネスへの転換を促すプラットフォームアプリ”Digifarm”の新たなサービスとして、ケニア西部に配送拠点”Digifarmデポ”を開設しました。農業用サプライチェーンプラットフォームを提供するiProcure社と提携し、高品質の種子、肥料、動物飼料、農薬などを取り扱い、周辺に暮らす数千人の農家にサービスを提供します。

農家向け総合プラットファームアプリ”Digifarm”


DigiFarm Story from Ted Kenya on Vimeo.

Digifarmは、東アフリカの最大手通信会社のSafaricomが、アフリカの農村部で最大の農業用サプライチェーンプラットフォームを提供するiProcureと教育プラットフォームを提供しているArifuと協力して、農業従事者を対象にSafaricomモバイルネットワーク上で提供しているモバイルプラットフォームです。

Digifarmでは、農業資材の割引販売や農業資材の使用に関するアドバイス、モバイルローンなどの資金調達、作物や家畜に関する情報提供など様々なサービスがワンストップでアクセスすることができます。また、Digifarmでは登録する際に農園の規模や自身の農業活動などの情報を入力させることで農業データの収集も行っています。

2017年10月にリリースして以来、Digifarmは672,000人以上の農家を登録しています。また農業従事者による農業資材の購入資金をサポートするモバイルローンサービスでは7,000件を融資しました。

Digifarmデポをオープン!

Safaricomは、高品質の農業資材投入や持続可能な市場にアクセスする機会を創出することで、小規模農業からアグリビジネスへの転換を促すプラットフォームアプリ”Digifarm”の新たなサービスとして、ケニア西部に位置するウアシン・ギシュ・カウンティのバーントフォレスト市に配送拠点”Digifarmデポ”を開設しました。

配送拠点は、iProcure社と提携して開設され、高品質の種子、肥料、動物飼料、農薬などを取り扱い、周辺に暮らす数千人の農家を対象となっています。農家は、購入金額などに応じて30日、60日、90日の間にモバイルマネーのM-PESAか現金で支払うことで、これらの商品を購入することができます。

Safariomのリフト地域責任者であるVictor Ngumo氏は、「農業を商業化することは、ケニアにとっては緊急かつ重要なことです。我々は、小規模農家がアグリビジネスを実践していくのをサポートしていきたい。この配送拠点は農業従事者に土壌が生産性に与える影響や種子の品質に関する課題、収穫高の改善などについてのアドバイスを提供していきます。」と述べています。

まケたニア政府が掲げる政策”BIG 4 AGENDA”に1つである食糧安全保障の達成に向けて、配送拠点で収集された情報は、政府が長期的に使用できる国家データベース構築の支援のためにも使用されます。これらのデータを活用することで、農業普及員がより多くの農家にアクセスでき、農民が適切な支援を受けられる仕組みの構築が期待されています。


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