入国拒否!?フランス同時テロで中東・アフリカ難民排斥の流れへ。

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Photo by:金川雄策撮影

現在欧州連合(EU)では中東やアフリカから押し寄せている難民の受入れ問題に直面しています。国際難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2015年に中東やアフリカから欧州に渡った難民・移民の数は既に80万人を超え、昨年の約4倍にも達しているそうです。それに伴いEUでは難民をなるべく受け入れようと、今後2年間で16万人の難民を各国で分担することが決まっていました。

しかし、昨日起きたフランス・パリ同時多発テロで風向きが変わりつつあります。CNNなどが、実行犯の中に難民に扮装して入国したシリア人がいたと伝えています。これまで多くの難民を受け入れてきた欧州には、難民・移民の中に今もテロリストが紛れている可能性があります。いまや欧州の難民問題は、「人道的立場から難民を受けれいるのか」、「国の治安を守るために外部者を排斥するのか」のどちらに比重を置くかを問われる、かなり複雑な問題になってきました。

テロは決して許されるべきではない行為です。しかし、ISの自爆テロへの考え方は、根本的に私たちとは異なります。なぜフランスが狙われるのかについては植民地時代まで遡り、西側諸国が中東・アフリカに対して何をしてきたかまで考える必要があります。フランスの報復攻撃により、シリアでも52人の民間人を含む900人が殺されています。戦争の現場から少し離れた日本だからこそ、客観的な目線で今の状況を直視しなければならないと思います。

引用元:asahi.com

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