神戸市は、神戸経済の持続的成長を実現する上で重要となる「神戸でチャレンジしたい若者」を増やすための施策の一環として、スタートアップのエコシステム構築に向けた取り組みを進めています。今年度はより成長性のある市場であり、取り組むべき課題も多いアフリカをフィールドとした海外派遣プログラム「KOBE STARTUP AFRICA」を初めて実施します。プログラムの舞台は2016年より神戸市が産官学で連携を進めてきたルワンダです。熱い思いを持った社会人・学生の方のご参加をお待ちしています!
ルワンダの現在とは!?
舞台となるのは、「アフリカの奇跡」と呼ばれる経済発展を遂げ、ICT立国を掲げた国づくりを行う東アフリカの急成長国・ルワンダ共和国です。ルワンダと聞くと多くの人がイメージするのは、1994年に起こったジェノサイドかも知れません。この虐殺により国民の1割以上が犠牲になるという悲劇を経験したルワンダですが、その後、「アフリカの奇跡」と呼ばれる経済成長を果たしています。
ルワンダ政府は、カガメ大統領の長期政権の下、安定した治安、教育水準の向上、先進的なICT産業への投資などに積極的に取り組み注目を集めています。また治安も非常に安定しており、現地では夜に女性が一人で町中を歩いている光景もよく見られます。
その他、世界銀行の報告書「Doing Business 2017」では、ルワンダはアフリカで2番目にビジネスがしやすい国にランクインしています。世界経済フォーラムが発表したジェンダー・ギャップ指数でも、ルワンダは世界で4位にランクインしています(日本は114位)。資源に乏しい内陸国といった地理的な条件や、1200万人足らずの少ない人口というハンデがあるからこそ、ICT人材など「人」への投資を重視しています。
神戸市、若手人材の育成に注力!
神戸市は、神戸経済の持続的成長を実現する上で重要となる「神戸でチャレンジしたい若者」を増やすための施策の一環として、起業家(スタートアップ)のエコシステム構築に向けた取り組みを進めています。その一環として、起業家マインドを持った人材を育成する目的で、神戸市は平成27年から3年にわたって若手IT人材のシリコンバレーへの派遣を行ってきました。
今年度はさらに、より成長性のある市場であり、取り組むべき課題も多いアフリカをフィールドとした海外派遣プログラム「KOBE STARTUP AFRICA」を初めて実施することとなりました。第1回となる今回は、アフリカの中でもICT立国を目指す取り組みを進め注目を集めており、また2016年より神戸市が産官学で連携を進めてきたルワンダ共和国の地で開催します。
『KOBE STARTUP AFRICA』募集概要
成長性のある市場であると同時に、取り組むべき課題も多いアフリカ地域。その中でもITが急速に発達している「ルワンダ」をフィールドとした起業体験を通じ、起業家マインドを身に付けてもらうことを目的としています。
まだアイデアが明確ではないけれども、将来チャレンジしてみたい、という方にもおすすめです。もちろんアフリカの課題を解決したい、アフリカでビジネスしたいという方も歓迎です。熱い思いを持った社会人・学生の方のご参加をお待ちしています!
本プログラムにて訪問予定の企業は、血液をドローンで届ける大注目のスタートアップZipline、 AI診察をアプリで実施し英国で成功したBabylon Health、ルワンダからIT人材を育成するDMM.HeHe、社会問題解決の為のECサイトの構築を行っているKashaなどです。 これらの今を時めくスタートアップ起業家やルワンダで活躍する日系企業から、ルワンダのビジネス環境について伺う会を予定しています。
募集要項
- 参加対象者:高校生以上の将来起業を目指す方、起業に興味がある方、起業されている方
- 募集期間:平成30年11月5日(月曜)~12月15日(土曜)
- 派遣期間:平成31年2月16日(土曜)~3月2日(土曜)
- プログラム概要
・現地視察によるアフリカ社会・文化への理解
・課題解決ワークショップ
・ビジネスモデルの策定、プロトタイプ作成・検証のグループワーク - 参加費用:10万8千円
※ルワンダ・キガリ国際空港集合・現地解散
※渡航費、現地の食費、海外保険、VISA代は自己負担となります。 - 応募方法:特設ホームページより応募してください。
- 問い合わせ先:KOBE STARTUP AFRICA事務局(kobe-startupafrica@tigermov.com)