今年で6回目の開催となる「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト最終審査会」が2019年2月2日(土)に開催されます。「ビジネスを通じて社会課題解決をしたい」という熱い想いをもった起業家が集まる国内唯一の途上国課題を解決するビジコンです。

今回はファイナルに進出した一般社団法人クロスイノベーションラボが、ケニアで展開しているビジネスアイデア「開発途上国の「信頼」を蓄積するサービス「Asante Sana」〜相互評価による信頼の見える化とブロックチェーンを活用した信頼のポータビリティ〜」について、代表を務める原さんにお話を伺いしました。

「信頼」で雇用を生み出す仕組みを作る事業とは!?

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私たちはケニアの雇用を促進するため「時間には遅れない」などの積み重ねてできる「信頼」を蓄積・ポータブルすることで新たな雇用につなげるサービスを提供します。

私たちは大学生または卒業後5年以内の人材に企業でのインターシップを提供し、インターンシップ中の通じた相互評価によって信頼の見える化を実現します。信頼はブロックチェーン技術を用いて信頼のポータブル化で新たな雇用の創出を目指します。

私たちの特色は「行動をベースとした信頼」を担保するサービスを展開することです。金銭の取引でローンができるサービスは昨今増加しています。しかし、雇用の流動性が高いケニアでは、仕事の経歴やスキルアップの記録は第三者が証明してくれないと、彼らの雇用や信頼にもつながりません。

一生懸命働いたという記録をブロックチェーンに記憶し、信頼できることを証明することができれば、新たな雇用につなげていけると考えています。

ビジネスアイデアに対するケニアの人々の反応は?

私の知っているケニア人は人物的に非常に優れています。しかし、文字が読めず新たに仕事を探すことも難しいため、現在の職をやめることはできません。

会社に雇用されているわけではないので、次の就職に必要なレターや銀行からお金を借りて事業を起こすこともできません。ケニアでは人物が優れていても仕事がないという場合が多くあります。そんな人たちに雇用や起業の機会を提供したいと考えこのアイデアを思いつきました。

インターンシップマッチグやジョブマッチングはとても需要が高い分野です。すでに、パイロットサービスを展開していますが、47名のケニアの大学生が私たちのサービスに登録してくれています。

多くの企業は中小規模のため人事部を自前でもつことは難しく、適切なスキルを持った人材に事業を手伝ってもらうことを望んでいます。私たちが提供するサービスの一つである信頼の見える化は多くの企業から高評価を得ています。

なぜ「起業」という道を選んだのか!?

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「社会の課題を解決しながらお金を稼ぐ」ことを実現するため、私は起業という道を選びました。以前、私はサモアで青年海外協力隊として活動していました。

しかし、多くの支援は、人や資金がなくなると途端に終わることがほとんどです。では、どうすれば「持続的な支援ができのか?」。人は無償で何かをやり続けることはできません。必ずベネフィットが必要で、開発途上国ではそれがさらに顕著だということを感じたからです。

最終審査会に向けた意気込み!

今回のアイディアコンテストは、私たちのサービスにとって重要な通過点です。なぜ重要かというと、日本に住んでいる皆さんに、私たちが感じている課題を共有することができる!ということです。もちろんコンテストなので「最優秀」を目指しています!

しかし、このコンテストを通じて皆さんの目で、見て、感じて、私も開発途上国で持続可能な支援やビジネスがしたい!!という気持ちにさせることができたら良いなと考えています。

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凡
一般社団法人アフリカクエスト代表理事 (Africa Quest.com 編集長 /アフリカオンラインコミュニティ AI-HUB主宰)& ケニア現地法人代表(コンサル&PR事業)& NGO PLAS 理事。|証券会社を経て、青年海外協力隊としてケニアへ渡航。貧困地域に暮らす女性たちへの収入向上支援を行いながら、ケニアに雇用を生むことをビジョンにソーシャルベンチャーを共同設立。2015年9月まで約2年にわたり経営を行う。現在は、ケニアを拠点に農業・食品関連ビジネスの立ち上げ、日本企業のビジネス進出支援、Webメディア運営や講演・セミナー講師などアフリカと日本を繋ぐコーディネーターとして幅広く活動中。