ケニアをはじめとした新興国のタクシードライバーに向けて中古車ファイナンスを展開するHAKKI AFRICAは、同社初となるインパクトレポートを発行しました。独自のクレジットテックを活用し、車両の所有を通じたドライバーの生活改善を目指す同社の取り組みが、数値と現場の声を通じて明らかになっています。
本レポートでは、ケニアを中心とした事業の社会的影響が定量的に示されています。
タクシードライバーの未来を支える金融モデル
HAKKI AFRICA(ハッキアフリカ)は、東京都港区を本社とし、ケニアをはじめとした新興国市場にてタクシードライバー向けのマイクロファイナンス・リース事業を展開している日本発のスタートアップです。
2020年11月より、自社開発の信用スコアリングモデルを活用した中古車マイクロローンの提供を開始し、返済能力に応じた柔軟なローン設計で、多くのドライバーに車両の所有機会を提供してきました。
これにより、過去には車を借りて働くしかなかったドライバーたちが、自らの資産として車を保有できるようになり、安定した収入の確保と生活の自立が進んでいます。
本モデルは、単なる金融サービスではなく、雇用創出や所得向上といった社会課題の解決にもつながる取り組みとして注目されています。
数値で可視化された社会的インパクト
今回発行されたインパクトレポートでは、HAKKI AFRICAの事業が現地の人々に与えている影響を、定量的なデータとインタビューを通じて明らかにしています。
具体的には、ローン完済者数や返済継続率といった数値に加え、車の所有がもたらした生活改善の事例が紹介されています。
また、同社が策定した「ロジックモデル」も公開されており、課題設定からアウトカムに至るまでの一連のプロセスが体系的に示されています。
さらに、顧客であるタクシードライバーだけでなく、社員へのインパクトも検証対象としており、組織全体としてどのような社会的価値を創出しているのかを、多角的に可視化した内容となっています。
ケニア発の変革を日本から後押し
レポートの中では、ケニアのタクシー業界が直面している課題――車両所有の難しさや不安定な雇用環境、金融アクセスの限定性――にも言及され、なぜHAKKI AFRICAの事業が必要とされているのかが浮き彫りになっています。
これらの情報は、現地ドライバーへのインタビューや生活状況の調査結果を通じてリアルに伝えられており、日本からは見えにくい新興国のリアルを知る貴重な資料ともなっています。
グローバルサウスにおける事業展開を目指す企業にとっても、持続可能な社会的インパクトを志向するビジネスの好例として参考になる内容です。
今後もHAKKI AFRICAは、他国への展開を視野に入れながら、より多くの人々の生活にポジティブな変化をもたらしていくとしています。

















