ヤマハ発動機は、西アフリカのセネガル川流域に小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」10基の設置を完了し、セネガル政府への引き渡しを行ったと2019年6月19日に発表しました。ヤマハ発動機は、小型浄水装置をこれまでアフリカやアジアの新興国を中心に36基を設置してきました。

ヤマハクリーンウォーターシステムとは!?

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「ヤマハクリーンウォーターシステム」は、古くから世界各地で使われてきた「緩速ろ過式」をベースにしており、自然界の水浄化機能をベースにしたシンプルな構造が特徴です。

大きな電力を必要とせず、専門の技術者によるメンテナンスが不要なため、住民による自主運営が可能な浄水システムです。

凝集剤やフィルターを使用しないため、運用による環境負荷が低く、河川や湖沼の表流水を原水に、1日に8,000リットル(約2,000人分)の浄水を供給することが可能です。

これまでアフリカ8ヵ国21基 (セネガル、モーリタニア、ベナン、コートジボアール、コンゴ民主共和国、アンゴラ、カメルーン、ザンビア)など世界各地に13カ国36基を設置しました。

小型浄水装置が与えるソーシャルインパクト!

「ヤマハクリーンウォーターシステム」を使うと、河川や池の水を「安心・安全な水」に変えられます。衛生概念向上への寄与や、下痢・発熱などの低下にも効果を見せています。

水汲み活動からの解放による生産・学習活動への転換、また水配達や清浄・製氷などのビジネスによる村落開発など、暮らしに様々な変化が起こっています。

さらに自主運営のための水委員会が設立されるなど、自治能力の向上にもつながっています。

小型浄水装置をセネガル政府へ引き渡し!

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写真;クリーンウォーターシステム引き渡し式典の様子(左: 新井 辰夫 在セネガル日本国大使館 特命全権大使)

ヤマハ発動機は、セネガル川流域に小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」10基の設置を完了し、セネガル政府に引き渡したと発表しました。ヤマハ発動機は日本政府からセネガル政府への無償資金協力案件を落札し、2018年2月より設置工事を進めていました。

本件は、2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、アフリカへの支援策として日本政府が掲げた「1,000万人に対する安全な水へのアクセス及び衛生改善」を具現化する取り組みです。

ヤマハ発動機では、外務省や経済産業省、JICA(国際協力機構)、JETRO(日本貿易振興機構)などの公的機関、UNDP(国連開発計画)など国際機関との連携・協力によって、この小型浄水装置の導入を進めています。

またこの活動を通して、国連の「持続可能な開発サミット」で採択された2030年までの持続可能な開発目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の「目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」の達成に貢献を目指しています。


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