サブサハラ以南アフリカは飢餓に対する支援のニーズが高まっており、2020年上半期中に飢餓レベルが危機的状況になると国連WFPが推測する地域の大半を占めています。ジンバブエ、南スーダン、コンゴ民主共和国や中央サヘル地域では今後数カ月で何百万もの人々の命を救うために食料支援が必要となると予想されます。

危機的な飢餓状況に陥るアフリカ各国を公表

WFP2020 Global Hotspots Report

国連WFPが2020年上半期に推測する危機的飢餓の報告書「WFP2020 Global Hotspots Report」を2020年1月21日に公開しました。

同レポートは、空腹の子ども達、女性、男性の食料支援のニーズが際立つことが予想されるジンバブエ、南スーダン、コンゴ民主共和国、そして中央サヘル地域といったサブサハラ以南アフリカにおける今後半年間の重大な課題を浮き彫りにするものです。

また国連WFPの報告書は、経済破綻の影響でジンバブエの状況がますます不安定になっていると指摘しています。ジンバブエでは収穫期直前に最も食料が足りなくなる「リーンシーズン」のピークを迎え、飢えに苦しむ人の数がこの10年間で最多を記録しています。

今年の最初の数カ月間でさらに多くの国々が干ばつの影響を受けることが懸念され、国連WFPはジンバブエの400万人以上を支援することを計画しています。

緊急性を持って対応する必要あり!

WFP2020 Global Hotspots Report

アフリカやその他の地域における課題の大きさと複雑さは国連WFPと他の機関のリソースや支援能力を限界まで拡大させます。人道支援活動を強化していくために拠出国からの寛大な支援が再び必要となります。拠出金は人々の命を救い、長期的な開発支援を実施するために必要となります。

デイビッド・ビーズリー国連WFP事務局長は、「2020年が始まる今この瞬間も国連WFPは大規模で複雑な人道危機の最前線で闘っています。いくつかの国々では紛争や治安の悪化が異常気象と合わさり、人々が家や農地、働く場所から離れることを余儀なくされています。また他の地域では、経済の崩壊と相なり気候変動により何百万もの人々が貧困と飢餓の危機にさらされています」と話します。

またマーゴット・ファンデルフェルデン国連WFP緊急支援部長は、「昨年、国連WFPは飢饉を回避するためにイエメンやサイクロン・イダイの被害を受けたモザンビーク、ブルキナファソ、その他多くの危機的状況の地域において緊急の大規模な支援の要請を受け対応しました。しかし依然として世界の状況は厳しく、2020年を迎えた今、国連WFPは新たな、そして甚大な人道危機に直面しています。まさに緊急性をもって対応していく必要があります」と話しました。

国連WFPは2020年に世界80カ国以上におけるすべての事業に完全に資金を提供するために100億米ドル以上が必要になると推計しています。


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