東アフリカ一帯ではサバクトビバッタによる被害が深刻となっており、国際連合食糧農業機関(FAO)によると、ケニアでは70年、ソマリアでは25年に一度の危機と警告しています。日本政府は、ケニア、ソマリア、ジブチの3カ国に対してサバクトビバッタ被害に対する支援として、750万ドル(約8億2,500万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。世界食糧計画(WFP)を通じ、食料の配布等の支援を実施します。

東部アフリカでバッタの被害が急増!

Driving through a Desert Locust swarm
 ©FAO/Sven Torfinn. Editorial use only. Copyright FAO

アフリカ大陸東端のソマリア全域とエチオピアの一部などを占める地域を指す”アフリカの角”では過去25年でで最悪のサバクトビバッタ(Locust)による危機に直面しています。また隣接するケニアでは70年で最も深刻な状態となっています。疫病リスクのも急増しており、地域の食料安全保障と生計に対する前例のない脅威となっており、さらなる悪化や潜在的な紛争につながる可能性もあります。

ジブチ、エリトリア、エチオピア、ケニア、ソマリア、南スーダン、ウガンダ、タンザニアでは、推定2,020万人が既に深刻な食糧不足に直面しています。主要な作付けシーズンが近づいているため、サバクトビバッタの侵入はこの数字をさらに高めると予想されています。

日本政府、バッタ対策に緊急資金協力へ!

Walking through a Desert Locust swarm
©FAO/Sven Torfinn. Editorial use only. Copyright FAO

日本政府は、ケニア、ソマリア、ジブチの3カ国に対してサバクトビバッタ被害に対する支援として、750万ドル(約8億2,500万円)の緊急無償資金協力を実施することを2020年3月10日に決定しました。今回の協力では世界食糧計画(WFP)を通じ、食料の配布等の支援を実施します。資金の内訳は、ケニアに360万ドル、ソマリアに310万ドル、ジブチに80万ドルとなっています。

本協力を通して、ケニアでは乳幼児および妊産婦合計80,000人に対して栄養不良予防・改善支援及び87,000人の小規模農家に対して強靱性(レジリエンス)強化に関する研修を実施します。ソマリアでは約28,000人への食料分野における支援を通じた栄養状態の改善を促進、ジブチでは1,410世帯の小規模農家に対して強靱性(レジリエンス)強化に関する研修や食料配布等の食料分野における支援を実施します。


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