ガーナ野口研と共同実験!日本ペイント、水性塗料塗膜表面の新型コロナ不活性効果を確認!

建築用塗料を手掛けている日本ペイントは、ガーナ大学医学部附属野口記念医学研究所との共同研究の一環としての実証実験で、可視光応答形光触媒を採用した水性塗料(試験用)の塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスの不活性効果を確認しました。

ガーナにある野口記念医学研究所!

野口記念医学研究所(Noguchi Memorial Institute for Medical Research)は、野口英世博士が黄熱病などの研究を行っていたコレブ病院を前身とするガーナ大学医学部の附属施設として、1979年に日本の無償資金協力により設立されました。

現在では感染症の調査機関として世界保健機関(WHO)から認定され、西アフリカにおける感染症分野での主要な研究機関として認識されています。

感染症の早期発見や封じ込めに向け、最新設備を備えた「先端感染症研究センター」が日本の支援で2019年にオープンしました。

水性塗料塗膜表面における新型コロナ活性効果を確認!

日本ペイントホールディングスのグループ会社である建築用塗料を手掛けている日本ペイント株式会社は、可視光応答形光触媒を採用した水性塗料(試験用)の塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスの不活性効果を確認しました。

ガラス表面に接触させた新型コロナウイルスと、塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスを比較すると、ガラス表面に対して、塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスが99%以上減少する効果がありました。

なお、本実験は実験室で行われたものであり、結果は実商品や実使用環境での効果を示すものではありません。

実験概要

  • 試験塗料:可視光応答形光触媒採用水性塗料(試験用)
  • 対象ウイルス:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
  • 実験方法:試験塗料を塗布した試験片に、新型コロナウイルスを含むウイルス液を接種し、ペトリ皿でカバー後、蛍光灯を照射した。12時間後にウイルスを回収し、RT-qPCR測定を実施し、そのCt値(Threshold Cycle)より、新型コロナウイルスの残存率を算出
  • 残存率(%):1/2ΔCt ※ΔCt=塗料試験片上Ct値-ガラス上Ct値
  • 実施場所:NMIMRのバイオセーフティーキャビネット内にて実施
  • 実験結果:12時間後、ガラス表面に接触させた新型コロナウイルスと、塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスを比較すると、ガラス表面に対して、塗膜表面に接触させた新型コロナウイルスが、99%以上減少する効果を確認

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