国際協力機構(JICA)は、モザンビーク共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「新しい学校教育制度に対応したカリキュラム普及プロジェクト」に関する討議議事録を2020年11月30日にモザンビークの首都マプトにて署名しました。
モザンビークの初等算数・理科の国定カリキュラム・教科書の改訂、教員の能力強化、学力測定・評価システムの構築等の支援を実施します。
モザンビーク、学校教育制度を変更へ!
アフリカ東南部に位置するモザンビーク共和国では、2023年に従来の学校教育制度である7-3-2制(初等7年、前期中等3年、後期中等2年の教育課程)から、日本と同様の6-3-3制への移行が予定されています。
このため、新制度に基づく初等算数・理科の教育課程の整備と実現が急務とされています。
また、ポストコロナを見据えた教員の能力強化体制の構築も喫緊の課題です。
新しい小学校算数・理科のカリキュラム再編を支援!
JICAは、モザンビーク共和国政府との間で技術協力プロジェクト「新しい学校教育制度に対応したカリキュラム普及プロジェクト」に関する討議議事録に署名しました。
本案件は、モザンビークの初等算数・理科の国定カリキュラム・教科書の改訂、教員の能力強化、学力測定・評価システムの構築等の支援を行います。
JICAの技術協力プロジェクトで初等算数・理科教育課程に必要な要素を全て支援する、アフリカではじめての事例になります。
新制度への移行に併せた初等算数・理科の教育課程の再編を支援することで、小学生の学力向上が期待されます。
加えて、ICTを活用した教員の能力強化により、モザンビークにおけるポストコロナを見据えた新しい教員養成・研修のあり方を提示することを目指します。
- 記事提供元:モザンビーク向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:新しい小学校算数・理科のカリキュラム再編を全面支援|ニュースリリース
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