話し合い見える化技術を活用!ハイラブル、モザンビークで授業改善プログラムを実施へ!

話し合いの見える化サービスHylable Discussionを提供するハイラブル社は、アフリカ諸国の社会開発課題の解決に取り組む 「Africa Open Innovation Challenge powered by JICA」における、モザンビークでの授業改善プログラムに採択されました。

モザンビークの初等教員養成校の授業を見える化し、授業改善への貢献を目指します。

モザンビークの教育課題の解決に取り組む!

JICAでは、アフリカ諸国の直面する開発課題を解決し、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するため、これまでのやり方にとらわれない発想で社会課題の解決に取り組むことを目指した Africa Open Innovation Challenge powered by JICA をアフリカ4カ国及び日本国内で行っています。

各国の社会課題に合わせてプログラムが設定されており、モザンビークにおいては「教員養成校における授業改善に資する、教員・生徒の行動・発話を可視化・分析するイノベーション」プログラムへの提案が募集されていました。

モザンビークにおいてJICAはこれまで、初等教育に携わる教員の資質向上を目的とした技術協力プロジェクト「初等教員養成校(IFP)における新カリキュラム普及プロジェクト」を実施してきました。

この技術協力プロジェクトで、S-T分析ツール(授業において学習者と教員の行動の関係を可視化する分析手法)を用いた授業分析による視覚的なフィードバックを行うことで、授業を実施した教員が学習者中心型の授業を意識するようになり、それまでの講義型から学生を巻き込む授業を行うようになるという変化がありました。

こうして得られた成果を拡大実施するために、教員・学生の行動や発話を可視化・分析し、教員にフィードバックを行うことができるソリューションがあれば、授業改善のノウハウやテクニックを効率的・効果的に身に着けることが可能になるのではと考えられるようになりました。

話し合いを見える化するサービス!

ハイラブル社は「音環境分析でコミュニケーションを豊かにする」をミッションとして、たまご型のマイクを使って対面の話し合いを見える化するHylable Discussionを開発、提供しています。

これまで、小学校から大学までの学校、企業研修など様々な教育の場で、のべ2万人以上の話し合いを分析してきました。

見える化されたデータは、学習者や教員への客観的なフィードバックとして、振り返りに活用されてきました。

授業改善の実証実験プログラムを開始!

ハイラブル社は、「Africa Open Innovation Challenge powered by JICA」における、モザンビークでの授業改善プログラムに採択されました。

本プログラムにおいてハイラブル社は、このHylable Discussion を提供し、模擬授業で行われる話し合いを自動で見える化する実証実験を実施します。

見える化されたデータを教員と学生にフィードバックすることで、これまでの技術協力プロジェクトで得られた学習者中心の授業への転換を支援する成果をさらに拡大し、将来モザンビークで初等教員となる学生による授業の質向上に貢献することを目指します。

ハイラブル社のコア技術である音環境分析に基づく話し合い見える化技術は、言語に依存せず量の観点で話し合いを分析する点に特徴があります。

ハイラブル社がモザンビークの公用語であるポルトガル語の話し合いを分析するのは今回が初めてですが、言語に依存せずに分析ができる強みを生かして、これまで培った分析技術やノウハウを展開することが期待できます。

本プログラムの実証実験は2021年6月まで行う予定です。実証実験で得られる海外の学校での授業分析・フィードバックの経験やノウハウを活用して、話し合い見える化技術のアフリカを含む世界中への展開を目指します。

ハイラブル社はこうした活動を通して、話し合いを客観的に振り返る考え方を広め、世界中のコミュニケーションを豊かにすることに貢献していきます。


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