日本政府、アフリカでのデジタルヘルス・システム支援に約14億円の無償資金協力!

日本政府は、アフリカ7カ国における感染症対策強化のためのデジタルヘルス・システム推進を支援するため、UNICEFへ13億6,300万円の無償資金協力を実施することを決定しました。

今回の支援は、これまで日本政府が新型コロナワクチン接種普及のために協力してきた「ラスト・ワン・マイル支援」に続くもので、予防接種記録の電子化などに貢献します。

7カ国へ約14億円の資金協力!

日本政府は、アフリカ7カ国(大陸北部のチュニジア共和国、東部のウガンダ共和国、南スーダン共和国、中部のコンゴ共和国、コンゴ民主共和国、西部のベナン共和国、南部のマラウイ共和国)における感染症対策強化のためのデジタルヘルス・システム推進を支援するため、UNICEFへ13億6,300万円の無償資金協力を実施することを決定しました。

日本とUNICEFのラスト・ワン・マイル支援!

UNICEFはこれまで、日本政府と協力し、コールドチェーンシステムの整備やワクチン接種に必要な能力強化等を通じて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のワクチンをすべての人々に届けることを目指した「ラスト・ワン・マイル支援」に取り組んできました。

日本政府は、2021年からこれまでの間に、UNICEFに対して合計1億2,500万米ドル相当の資金協力を実施し、世界75カ国でラスト・ワン・マイル支援を展開してきました。

そのうち35カ国がアフリカの国々です。

予防接種記録の電子化を推進!

本支援はその「ラスト・ワン・マイル支援」に続くもので、予防接種情報管理システムの強化と保健分野のデジタル化に焦点を当て、継続的な保健システムの強化とともに、同地域におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進にも貢献することを目的としています。

UNICEFはこれまで、国際的なCOVID-19ワクチン調達の枠組みである「COVAXファシリティ」の一員として、アフリカを含めた世界中の国・地域にCOVID-19ワクチンの供給を実施してきました。

短期間に大量のワクチンを供与する上で、それらが対象者に届いていることを確実にするためには、予防接種記録・報告の電子化を含む包括的な支援が不可欠です。

本支援はワクチンの公平な分配のために、紙ベースの予防接種記録の電子化等を支援します。

機材提供&人材育成に貢献!

この度の日本政府の支援により、対象7カ国における、3,540の医療施設に予防接種情報管理システムを運用するための機材が提供され、約7,100人の医療・保健従事者が同システムの運用に関する研修を受けます。

これらを通じて、約1,430万人の人々が、COVID-19ワクチンやはしかなど小児定期予防接種を含むより良い保健サービスの恩恵を受けます。


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