日本の建設会社3社、アフリカのコートジボワールで道路改良プロジェクトを受注!

東亜建設工業株式会社、清水建設株式会社、JFEエンジニアリング株式会社は共同企業体(JV)を組成し、コートジボワールの首都アビジャンで日本政府の円借款による道路改良プロジェクト「アビジャン3交差点改良工事」を受注しました。

本プロジェクトは、アビジャンの交通渋滞の緩和、交通利便性の向上、物流の改善を目的としています。

市内を横断する幹線道路・ミッテラン通り上の3つの交差点に高架橋を建設し立体交差化することで、各交差点の交通量を約3割増とし、当該区間の通過時間の大幅短縮を目指します。

西アフリカの経済活動のハブ、アビジャン!

西アフリカのコートジボワール共和国の首都(行政府)であり、400万人を超える人口を擁するアビジャンは、西アフリカ全体に影響力を持つ国際都市として知られています。

港湾都市としても知られるアビジャンは、数々の生産物が盛んに輸出入されるとともに、同国最大の石油精製施設も立地しています。

アフリカ大陸の仏語圏に属するコートジボワールでは、1970年以降の旺盛な海外直接投資を背景に道路インフラの整備が進みました。

一方でその後の政治的混乱を受け、新規の道路建設や維持管理は停滞を余儀なくされてきました。

近年では経済成長による都市化の進展に伴い、交通量が急増する一方、道路インフラの老朽化や未整備に起因する渋滞が慢性化しており、交通インフラの整備が求められています。

アビジャンの交通事情を改善!プロジェクトの詳細!

本プロジェクトは、アビジャンの交通渋滞の緩和、交通利便性の向上、物流の改善を目的としています。

市内を横断する幹線道路・ミッテラン通り上の3つの交差点に高架橋を建設し立体交差化することで、各交差点の交通量を約3割増とし、当該区間の通過時間の大幅短縮を目指します。

立体交差化の対象は、「警察学校前交差点」「リビエラ3交差点」「パルメリー交差点」の3カ所で、各交差点にアプローチ盛土部を含めてそれぞれ延長335m、460m、485mの連続鋼箱桁高架橋を架設します。

取付道路も含めた道路施工延長はそれぞれ800m、800m、720mとなります。

また、都市部の狭小地において、渋滞下の既存交通への影響を最小化し、短工期で実施する必要があるため、現地で組立が容易な鋼製箱桁橋が採用されます。

本工事により、特に混雑の激しい、アビジャン中心部と市民の居住地・リビエラ地区を結ぶミッテラン通りの3交差点が立体化されることで、各交差点の交通容量が約3割増加し、当該区間の通過時間が大幅に短縮される見込みです。

日本企業、道路インフラの整備を通してアフリカの持続可能な開発に貢献!

日本政府は、本年8月に開催された第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「共に成長するパートナー」としてアフリカの持続可能な開発を支援していく意思を表明しています。

そのようななか、経済回廊・西アフリカ「成長の環」の主要構成国であるコートジボワール共和国において、当社が有する技術力を最大限に活用し、アビジャン3交差点の改良工事を完遂することで、同国及び西アフリカ地域の一層の経済発展に貢献していく、とJFEエンジニアリングは述べています。

また東亜建設工業は、日本政府が開発支援する経済回廊・西アフリカ「成長の環」の主要構成国であるコートジボワールでは、今後も ODA による継続的な支援が見込まれます。

引き続き同国をはじめ、周辺の西アフリカ諸国、更にはアフリカ諸国での事業展開を積極的に推進し、持続可能な社会の構築に貢献するとともに、自らの持続的な成長を実現したいと考えています、と述べています。


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