コンサルティングファームのクニエ、アフリカのチュニジアでAI画像診断支援の実証実験を開始!

コンサルティングファームの株式会社クニエは、2022年11月28日より、米国のスタートアップ企業であるDeepTek Incとともに北アフリカのチュニジアでAIによる画像診断支援の実証実験を開始しました。

本実証実験では、チュニジアの公立高次病院であり、同国の肺疾患領域をリードするAbderrahmen Mami Hospitalの協力のもと、DeepTekが提供するAI画像診断支援ソリューションを利用します。

これにより、結核などの肺疾患に関する医師の診断精度向上や、医師業務の効率化および高度化の効果を検証します。

医療従事者が不足しているアフリカの現状

開発途上国では、医療体制が整っていないために、「先進国であれば助かる可能性が高い病気」で命を落とす人が多くいるのが現状です。

なかでも医師不足は深刻であり、開発途上国において十分な医療が受けられない大きな要因となっています。

特に、放射線科医は世界的に不足していると言われており、結核罹患率が高いアフリカ諸国の不足は深刻です。

そのため、X線やCTなどの画像診断機器の設備を整えても、医療サービスの向上に繋がりにくい状況にあります。

肺画像に特化したAI画像診断システムを開発するDeepTek!

AI技術を用いた画像解析を診断の補助として導入することは、放射線科医の「業務効率化」、「誤診削減」と大きく2つの効果が期待できます。

DeepTekは、肺画像に特化したAI画像診断支援ソリューションを開発・運用しており、同社のソリューションは、肺画像の解析だけでなく、診断結果をカルテに記録する機能が搭載されているため、医師の業務負荷を、より軽減することも可能です。チュニジアはアフリカ諸国の中でも医療サービスの質が高いことで有名で、医療サービスのデジタル化に対しても非常に意欲的な国でもあります。

そこで、開発途上国におけるビジネス開発を支援するクニエが、DeepTek、チュニジアへ働きかけ、チュニジアの医師不足の課題解決を目指した実証実験が実現しました。


写真:DeepTekのAI画像診断支援ソリューションの画面イメージ

AI活用による効率化・高度化でアフリカの医師不足課題に貢献!!

本実証実験では、チュニジアの公立高次病院であり、同国の肺疾患領域をリードするAbderrahmen Mami Hospitalの協力のもと、DeepTekが提供するAI画像診断支援ソリューションを利用します。

これにより、結核などの肺疾患に関する医師の診断精度向上や、医師業務の効率化および高度化の効果を検証します。

本実証実験にて有効性を示すことができた際には、チュニジア全土あるいは周辺諸国への展開を進めていく計画です。

クニエとDeepTekは、本実証実験をはじめ、アフリカ諸国における医師不足の課題解決への貢献を目指す、としています。


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