ケニアのオートモーティブ企業Peach Cars、シードラウンドで約7億円を調達!

東部アフリカに位置するケニア共和国のオートモーティブスタートアップであるPeach Cars (日本法人: 株式会社Cordia Directions)は、個人投資家たちから総額約7億円(US$ 5Mn)を調達したと発表しました。

出資者には新規投資家のUTEC (株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ)、山田進太郎氏(メルカリ創業者、同代表取締役CEO)、Peter Kenevan氏(PayPalのVP、ジャパンヘッド)、太田裕朗氏(早稲田大学ベンチャーズ(WUV)共同代表/ 元ACSL社長)が含まれます。

アフリカで盛んな中古車売買の課題に着目!

Peach Cars (https://peachcars.co.ke/ ) 社は2020年11月にサブサハラアフリカ地域における車の所有のあり方を変革すべく創業しました。

創業メンバーはサブサハラアフリカ地域における10年超のビジネス/スタートアップ経験を有しています。

彼らは、サブサハラアフリカ地域における、中古車両の品質に関する情報の非対称性、安全・安心な支払い方法の欠如が、個人の中古車売買の顧客体験を劣悪なものにしている点に注目しました。

同地域では、全自動車売買市場の90%が中古車であるにも関わらず、中古車売買における売主と買主の間の情報の非対称性が大きすぎるために、円滑な取引が阻害されているという問題が存在しています。

Peach Carsによる一気通貫のサービス!

Peach Cars はこの課題を解消するべく、事業を展開しています。

具体的には、情報の透明性を担保したオンラインマーケットプレースであるpeachcars.co.keの運営、当該情報の正確性を担保する車両の検査、検査結果に基づいた適正価格のアドバイス、ユースケースにあう車種のアドバイスから、実車閲覧、テスト走行、所有権の変更、安心・安全な支払いに至る全工程をサポートする一気通貫のサービスを提供しています。

日本車人気の高いケニアで躍進!

Peach社はすでにPeach社独自のソフトウエアを利用して自動車検査の自動化を進めており、スマートエンジン出力検査機器の開発にも成功しています。

日本のオンラインオークション等で利用されている詳細な車両の検査項目を基に、ケニア現地のニーズに対応した車両の詳細な状態の把握を助ける225ポイントの検査を、走行している車両の8割が日本車であるケニアで提供しています。

資金は人材育成費用としても利用!

 「弊社はほぼ全自動化した車両の検査手法、施設を2024年までに作り上げるとともに、売主が簡単に車両の詳細、写真等をアップロードして、弊社のプラットフォームに出品できるウェブベースのツールを提供したいと考えています。

今回調達した資金の一部は優れた人材の確保に充てられます。優れたツール、製品は優れた人材によって生み出されるからです。今後弊社は事業の拡大を支える仲間を、人材を、積極的に採用していきます」とZacharyは述べています。


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