楽天シンフォニー、ケニアの通信事業者テルコムの米エアスパン社の両社とOpen RAN検証に関する覚書を締結!

楽天シンフォニー、テルコム・ケニア社、エアスパン社の3社は、ケニア国内でのOpen RAN技術の検証とナレッジ共有に関する覚書を締結しました。

本プロジェクトでは、4Gおよび5Gモバイルネットワークの開発・検証を行い、ケニアの通信技術向上を目指します。楽天モバイルの先端技術や各社の専門知識を結集し、柔軟で効率的なネットワーク構築を目指す取り組みです。

Open RAN技術検証で通信技術向上を目指す

楽天シンフォニー、テルコム・ケニア社、エアスパン社の3社は、Open RAN技術の検証とナレッジ共有を目的とした覚書を締結しました。このプロジェクトは、ケニア国内での4GおよびNSA方式の5Gモバイルネットワークの開発を目指すものです。

特に、オープンで柔軟性の高いネットワークアーキテクチャーを活用することで、通信インフラの効率化と技術革新を推進します。テルコム・ケニア社は、楽天シンフォニーとエアスパン社の支援を受けながら、国内通信技術の高度化とネットワークの自動化を進める計画です。

楽天シンフォニーは、分散ユニット(DU)や集約ユニット(CU)といった無線アクセス装置を提供し、さらに業界最先端のOSSプラットフォームを活用します。

一方、エアスパン社は4Gおよび5G対応の無線機(RU)とコアネットワークの提供を担います。このように各社がそれぞれの専門分野を活かして連携し、ケニアにおける通信インフラの発展に寄与します。

各社代表者が語るプロジェクトへの期待

今回のプロジェクトについて、各社の代表者がその意義を語っています。

テルコム・ケニア社CEOのムゴ・キバティ氏は、「楽天シンフォニーとエアスパン社という先進技術を持つ企業と協力することで、AIを含む技術革新の恩恵を享受できることを誇りに思う」と述べています。また、「本プロジェクトを通じてOpen RAN技術導入の利点を得るだけでなく、優秀な人材育成にも寄与したい」との展望を示しました。

楽天シンフォニーの代表取締役社長であるシャラッド・スリオアストーア氏は、「楽天シンフォニーの持つグローバルな専門知識を活用し、テルコム・ケニア社の革新を支援できることを光栄に思う」とコメントしています。

また、エアスパン社のCEOであるグレン・ラクスダル氏は、「本プロジェクトはケニアをアフリカ地域の技術的リーダーとして位置付ける重要なステップ」と語り、先進的な4G、5Gソリューションを通じた支援を誇りに思うと述べています。

楽天モバイルの技術とプロジェクトの今後

楽天モバイル株式会社は、楽天シンフォニーと協力し、プロジェクトに参画します。同社は、NEDOの助成事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の成果であるO-RANインテグレーション基盤技術を適用します。この技術は、Open RANネットワークの効率的な構築と運用を可能にするもので、今回のプロジェクトにおいても重要な役割を果たす見込みです。

また、ケニア国内でのネットワーク基盤強化は、同国の通信インフラ発展だけでなく、アフリカ地域全体における技術的リーダーシップ確立にもつながると期待されています。

特に、エアスパン社の提供する最先端技術と楽天シンフォニーの運用ノウハウの融合により、効率的かつ柔軟なネットワークが構築されることでしょう。

今後も3社の連携により、ケニアの通信産業に新たな価値を提供することが期待されます。


返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください