南アフリカ発「NINJAアクセラレーター」でスタートアップ2社がNEC XON公式ベンダーに!

独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する「Project NINJA」の成果として、南アフリカのスタートアップAgrilogiq社とLocstat社が、日本電気株式会社(NEC)のアフリカ・サブサハラ子会社であるNEC XON社の公式ベンダーとして採用されました。この取り組みは、日系企業と現地スタートアップの連携を促進する大きな一歩となりました。

NINJAアクセラレーターの取り組みと成果

JICAが南アフリカで実施したNINJAアクセラレーター・オープンイノベーションプログラムは、日系企業と現地スタートアップの協業を支援する取り組みとして注目を集めています。

南アフリカのAgrilogiq社とLocstat社は、NECの子会社であるNEC XON社と3か月にわたる実証実験(PoC)を実施し、その成果として公式ベンダーとして採用されることになりました。

この成功は、JICAのNINJAプログラムが日系企業とアフリカのスタートアップ間での協業を促進する効果を持つことを示しています。

Agrilogiq社とLocstat社の取り組み

Agrilogiq社は、農業バリューチェーン全体の最適化を目指すデジタル農業ソリューションを提供し、NECのAI・データ分析技術を活用することで国際展開の可能性を模索しています。NECとの連携により、Agrilogiq社のソリューションが国際市場へ広がる可能性があることが確認されました。

一方、Locstat社はプラットフォームからNECのシステムにシームレスにデータを提供し、分析やモニタリング機能を活用することで、スマートインフラや都市開発分野での相乗効果を生み出す可能性が示されました。さらに、データセットの統合を模索するためにさらなる検証を実施することが合意されています。

MOU締結後の取り組みと今後の展望

NEC XON社との協業において、以下の実施事項がMOU締結後に進められることが確認されています。

  1. Agrilogiq社とNEC XON社によるデジタル農業ソリューションの共同開発と市場展開。
  2. Locstat社とNEC XON社によるスマートインフラと都市開発分野での技術活用の拡大。
  3. 両社によるNEC XONのシステムとのデータ統合と相乗効果の検証の継続。
  4. 国際市場での展開可能性の検討とさらなる検証。

株式会社Double Feather Partnersのマネージングディレクター兼プログラム責任者であるヤニック・ガヤマ氏は、NINJAプログラムが日系企業とアフリカのスタートアップを結びつける上での戦略的フィットの検証に成功したと述べ、さらなる協力の可能性に期待を示しました。


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