Degas株式会社は、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)による生成AI開発支援プロジェクト「GENIAC(GEneratice AI Accelerator Challnege)」に採択され、衛星画像を自然言語で解析可能な視覚言語モデル「GeoVLM」の開発に着手しました。
これにより、災害や環境問題に直面するアフリカをはじめとした地域において、専門家以外でも衛星データを使って即時対応が可能となります。
専門家以外でも衛星が解析できる!
Degas株式会社は、アフリカなどの新興国での農業支援や災害対応に向けて衛星データを活用してきましたが、2025年7月生成AI分野における国家プロジェクト「GENIAC」の第3期に採択されました。
この採択により、同社は1,100万枚以上の衛星画像とテキストペアを用いた大規模データセットを構築し、GPU計算資源の提供を受けながら、視覚と言語を融合したAIモデル「GeoVLM」の開発を本格化させます。
GeoVLMは、災害時の被害箇所の特定や、地形・環境変化の検出などを、テキストベースの指示だけで実現できることを目指しています。これにより、「昨日の洪水で通行不能になった道路はどこか?」といった質問にも即座にAIが衛星画像から答えを導き出し、国連、政府機関、保険会社などによる迅速な判断と対応が可能になります。
特に広大な面積を持つアフリカでは、こうした即時解析が防災・農業の現場で大きな変革をもたらすことが期待されます。
アフリカで農業・金融、防災に活用できる理由
Degasはこれまでもアフリカを中心に、農業や金融、防災といった分野で衛星データを活用し、現地課題の解決に尽力してきました。同社にはGAFAM出身のエンジニアチームが在籍し、地理空間基盤モデル(LGM)の独自開発・商用化に成功しています。
2023年には双日株式会社との資本業務提携を発表し、よりグローバルな技術展開を見据えています。
衛星画像は、災害や森林伐採、環境変化などの情報を把握する重要な手段ですが、これまでの運用には専門的知識や人的コストが必要でした。
Degasが開発を進めるGeoVLMは、これらの壁を打破し、非専門家でも簡易かつ迅速に画像解析が行えるAIツールです。これは、アフリカのように人材やリソースに制限がある地域にとって、非常に有用な技術革新となるでしょう。
衛星データとAIと通じたグローバル展開
GeoVLMの導入により、災害発生後の初動判断やレポート作成がこれまでの数時間から数分に短縮され、現地の自治体やNGOなどによる被害軽減に大きく貢献します。
また、森林伐採や違法開発の自動検出など、環境保護の観点でも有効です。「昨日1日で減少した森林面積は?」「過去1か月で火災が起きた場所は?」といった問いにもAIが即座に応じることが可能になります。
さらに、衛星画像解析の敷居が下がることで、自治体、農業法人、防災機関、保険会社などの多様なプレイヤーがデータを活用できるようになり、社会全体の意思決定プロセスにおける変革が進みます。Degasは、アフリカでの実地経験を基盤に、GeoVLMを社会実装型の地理空間AIとして広く展開しようとしています。
今後もDegasは、「人々の生活を劇的に変える」というミッションのもと、衛星データとAIの融合を通じて、アフリカを含む世界中の課題解決に貢献し続けていく予定です。
- 記事提供元:Degas、経済産業省及びNEDOによる国内生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC」に採択|PR TIMES















