OUI Inc.と眼鏡市場、モザンビークに840本のメガネフレームを寄贈!

慶應義塾大学医学部発の医療系ベンチャーOUI Inc.は、株式会社メガネトップが展開する「眼鏡市場」と共同で、モザンビーク北部のLurio Universityへ840本のメガネフレームを寄贈しました。

この取り組みは、医療リソースの乏しい地域における眼科医療支援の一環であり、両社による5回目の共同寄贈プロジェクトです。眼科医の著しく少ない同国において、視力矯正と目の保護を目的とした支援が大きな意義を持っています。

医療過疎地域への支援が目的の継続的な寄贈活動

OUI Inc.と眼鏡市場の協業は2021年に始まり、これまでにマラウイ(2021年)、ケニア(2022年)、インドネシア・バリ島(2023年)、ネパール(2024年)への寄贈実績を重ねてきました。

今回のモザンビークでの寄贈は5回目の取り組みとなり、累計で数千本のメガネ・サングラスが医療の届きにくい地域に提供されています。

眼鏡市場では、余剰在庫となったフレームやレンズなどを有効活用し、CSR活動の一環として社会課題の解決に寄与しています。

OUI Inc.は、iPhoneに取り付けることで眼科診察を可能にする医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」を開発し、世界各国の医療過疎地で眼科医療の普及活動を展開しています。

SECは小型で電源が不要なことから、電力の安定しない地域や農村部でも活用できる点が大きな特長です。


寄贈されたメガネフレーム

モザンビークにおける眼科医療の現状と課題

モザンビークでは眼科医不足が深刻で、人口3300万人に対して眼科医はわずか30名程度しかおらず、その多くが都市部に集中しています。結果として、農村部や僻地では視覚障害や失明のリスクが高まり、予防可能な眼科疾患であっても放置されるケースが多く存在します。

国際失明予防協会(IAPB)によると、同国では約11万人が失明状態にあり、265万人が視覚障がいを抱えているとされています。

こうした状況を受け、Lurio Universityでは2009年より検眼医(オプトメトリスト)の育成に注力しており、眼科医の不足を補う体制整備が進められています。

今回寄贈されたメガネフレームは、同大学の検眼医養成プログラムの一環として行われている農村部への訪問医療活動で活用され、光や埃から眼を守るサングラスや、視力矯正を目的としたメガネとして役立てられます。


Lurio Universityの検眼医チーム

Lurio Universityとの連携による地域密着型の支援

Lurio Universityは、モザンビーク北部ナンプラ州に位置し、現地の検眼医養成の中心的機関として知られています。OUI Inc.は同大学と連携し、SECを活用した集落への訪問眼科検診や、眼科疾患の疫学研究などの共同活動を展開しています。

眼科医が不足する中で、検眼医の存在は一次診療の担い手として極めて重要であり、診断・視力矯正を通じて多くの人々の生活の質を向上させる役割を果たしています。

今回の寄贈は、同大学の医療人材育成と地域住民への医療アクセス向上に直結する意義深い取り組みといえるでしょう。

今後もOUI Inc.は、「失明のない世界」の実現を目指して、パートナーと共にグローバルな眼科医療支援を推進していく方針です。


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