特定非営利活動法人なかよし学園は、ルワンダにおいて広島の教育者と現地の学校をつなぐ国際教育プロジェクトを実施しました。
本プロジェクトでは、模範授業や平和教材の活用を通じて、両国の子どもたちが互いに学び合い、平和の未来を描く取り組みが行われました。負の世界遺産を共有する日本とルワンダが教育や文化を通して交流することにより、次世代に向けた平和構築の新たな可能性を示しています。
教育を通じた広島とルワンダの交流!
なかよし学園は2017年からルワンダで教育支援活動を継続しており、今回も首都キガリや地方の学校を訪れ、算数や理科の授業を通じて子どもたちに学びの楽しさを伝えました。
三次市立みらさか学園の瀬尾駿介教諭は、つまようじとスポンジを使って立体図形を体験的に学ぶ授業を展開し、児童たちは初めて触れる日本式の算数教育に大きな関心を示しました。
また、八次小学校の金子真代教諭は静電気やタングラムを題材にした授業を行い、遊びの要素を取り入れながら学習意欲を高める工夫をしました。
これらの授業を受けたKibagabaga Schoolの教員は「ルワンダ教育庁から優秀教師に認定されるほど、なかよし学園の授業は教育的価値が高い」と語り、教育交流が双方にとって大きな財産となっていることを強調しました。
平和を象徴するポスターと絵本の共有!
今回のプロジェクトでは、教育だけでなく「平和の象徴」をテーマにした取り組みも展開されました。
広島市特別支援学校の生徒が制作した「平和ポスター」は、キガリ・ジェノサイドメモリアルや現地の学校に寄贈され、ルワンダの児童と共同で描いたポスターは日本に持ち帰られ、広島の学校で共有される予定です。
ジェノサイドと原爆という負の世界遺産を抱える両国の子どもたちが平和を表現する作品を交換することは、国境を越えた強いメッセージとなりました。
さらに、「PEACE BUTTONプロジェクト」として日本の中高生が翻訳に携わり、折り鶴で装飾された絵本『はじめてのヒロシマ』が現地で活用されました。
絵本を通じてルワンダの児童は広島の歴史を学び、過去を踏まえた平和の大切さを自ら考える機会を得ています。
文化交流と地域に根ざした共創活動!
教育・平和活動に加え、文化交流を通じた共創の試みも行われました。
「お好みPEACEプロジェクト」では、広島発祥のお好み焼きをジェノサイドサバイバーと共に調理し、戦後の食糧難を背景に誕生した食文化を共有しました。
アボカドやキャッサバなど現地食材を活用したルワンダ独自のお好み焼きは参加者に新たな体験をもたらし、食を通じた対話の場を創出しました。
さらに、三次市立青河小学校の児童が開発した「AOGA SOAP」を使った手洗い授業が実施され、衛生習慣の定着を目指した取り組みも展開しています。
現地の子どもたちは石けんとハンカチの活用を通じて清潔の重要性を学びました。また、キガリの団体「African Mirror」との協働では、ダンスやアートを通じた交流が実現し、教育・文化・芸術を融合させた国際協力の新しい形が示されました。
日本とルワンダの子どもたちが互いの文化を理解し合うことで、平和構築の基盤となる友情と共感が生まれています。
- 記事提供元:負の世界遺産を結ぶ平和の行動 ― 広島とルワンダ、両国の子どもたちが共に描く未来|PR TIMES























