ウガンダ農村に希望を!若者の自立を支える実践型スキルスクール建設へ!

ウガンダ農村地域ブコメロで、若者が「稼ぐ力」と「生きる力」を身につけられる中高一貫のスキル&サイエンススクールの建設が進んでいます。

プロジェクトを主導するのは、福岡・ウガンダ友好協会共同設立者のチェユネ・リビングストーン氏。自身の経験をもとに、「教育こそ未来を切り拓く鍵」と信じ、農村部に生きる若者たちへ実践的なスキル教育の機会を届けようとしています。

本プロジェクトは、地域の経済的自立と持続可能な発展を目指す取り組みとして注目されています。

教育で貧困の連鎖を断ち切る挑戦

ウガンダは人口の77%が25歳以下という非常に若い国ですが、その多くの若者が職業スキルを得る機会を持てず、失業や都市部への流出に苦しんでいます。

特に農村部では理科実験や職業訓練の環境が整っておらず、高校を卒業しても仕事に繋がる技術を得られないケースが多いのが現状です。

実際に、ウガンダでは高校生の約30〜37%が中退し、42%の若者が教育・仕事・職業訓練いずれにも参加できていないとされています。

その結果、貧困の連鎖が続き、違法行為や売春といったリスクにもさらされています。

こうした社会課題に対し、2009年に「福岡・ウガンダ友好協会」を共同設立し、これまでに25ヶ所以上の安全な水源整備を行ってきたチェユネ氏は、2015年に首都カンパラから約70km離れたブコメロに土地を購入し、2018年から少しずつ校舎の建設を進めてきました。

すでに4つの教室と図書館が完成し、地域リーダーから正式な依頼を受けて、若者たちのための職業訓練学校建設に本格的に乗り出しました。

彼は「教育は未来を変える力」と語り、次世代の自立を支える教育拠点の実現を目指しています。

職業訓練と科学教育を融合した新校舎構想

今回のプロジェクトでは、「ブコメロ実践型スキル&サイエンススクール」の建設を目指しており、合計2,200万円の資金調達を目標に掲げています。この資金で、理科実験室、職業訓練工房、デジタル学習センターなど、若者が実際に「作る・実験する・触れる」ことで学べる環境を整備します。

具体的には、理科実験設備として顕微鏡・試験管・実験用薬品を導入し、科学を「見る」から「体験する」学びに転換します。

また、木工・裁縫・溶接・電気配線(太陽光設備を含む)などの実習工房を設け、卒業後すぐに仕事へ繋がる技術習得を目指します。

さらに、デジタル学習センターではノートPCやプロジェクターを設置し、情報リテラシーやプログラミング教育を推進します。校舎には電気・換気を整えた安全な環境を整備し、トイレや寮、保健室、食堂、そして校舎を囲む柵の建設も行います。

特に太陽光発電の導入により、電力が不安定な農村部でも持続可能な学校運営を実現します。

これらの設備によって、毎年300名以上の若者が技術と知識を身につけ、卒業後は地元で就職や起業ができるようになります。女性や障害を持つ若者にも門戸を開き、「誰もが学び、自立できる社会」を育む場となることを目指しています。

地域を変える教育の力!自立と成長の循環へ

この学校建設は単なる教育施設整備ではなく、地域全体の経済循環を生み出す社会変革の第一歩です。

卒業生は、溶接工・仕立て職人・電気技師・大工などとして地元で働き、さらには自ら事業を立ち上げて雇用を創出します。これにより、若者の都市部への流出を防ぎ、農村の家族や地域コミュニティが再び活力を取り戻します。

特に女性の活躍が期待されており、電気工事士や起業家として地域のロールモデルとなることで、家庭を支えるだけでなく次世代の少女たちに夢と希望を与えます。

チェユネ氏は、「私たちは“支援”ではなく“自立”を届けたい」と強調します。教育を通して若者が自らの手で未来を切り拓く力を身につけたとき、地域は持続的に発展していくと信じています。

1人の卒業生の成功が数十人の人生を変える好循環を生み、やがてブコメロは「貧困」ではなく「革新と希望の町」として知られる存在になることを目指しています。

この取り組みは、ウガンダ農村部発展のモデルケースとして、全国への波及も期待されており、教育・スキル・自立の3つを柱にした未来創造の挑戦として、多くの支援を集めています。

10月29日まで挑戦中!支援が未来を動かす!

本プロジェクトは、2025年10月29日までクラウドファンディングを実施しています。目標金額は2,200万円で、集まった資金はすべてブコメロ実践型スキル&サイエンススクールの建設と設備整備に充てられます。

資金の使い道は明確に区分されており、約1,100万円が校舎・寮・トイレ・食堂・保健室などの建設費用、残る約1,100万円が理科実験道具や職業訓練用機材、パソコン、教科書、机、椅子、太陽光発電設備の購入費として充当されます。

また、クラウドファンディングはAll-in方式で行われ、目標金額に満たない場合でも、集まった資金を最大限活用して学校の整備を進める方針です。

支援者には、現地の進捗を共有するLINEオープンチャット招待や、ウガンダ産フェアトレードコーヒー、子どもたちからの感謝メッセージ動画など、心温まるリターンが用意されています。

さらに希望者の名前は、開校予定の「Bukomero Skill Secondary School」の敷地内看板に刻まれ、未来への応援が形として残されます。

チェユネ・リビングストーン氏は「一人ひとりの支援が、若者たちの人生を変える力になる」と語り、教育を通じて地域全体を再生させる決意を示しています。

クラウドファンディングの残り期間は限られていますが、支援の輪は確実に広がりつつあり、ブコメロからウガンダの新しい未来が動き始めています。

クラウドファンディング詳細

  • プロジェクト名:ウガンダの若者にスキルと希望を与えれる学校を開校したい!
  • URL:https://for-good.net/project/1002344
  • 目標金額:22,000,000円
  • 終了日:2025年10月29日

 

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