ハルク財団、ケニア・キベラスラムの子ども100人を国立公園へ招待!

一般財団法人ハルク財団は、ケニア・ナイロビにあるアフリカ最大級のスラム「キベラスラム」に暮らす子どもたち100人を対象に、修学旅行を実施しました。

交通費、食事代、現地活動費をすべて財団が支援し、子どもたちはナイロビ郊外の国立公園を訪問。自然の中で自由に過ごし、笑顔と夢にあふれた特別な一日を体験しました。

アフリカ最大のスラムで生きる子どもたち

ケニアの首都ナイロビに位置するキベラスラムは、人口およそ50万人〜100万人ともいわれるアフリカ最大級のスラム地域です。

狭いエリアに多くの人々が密集し、上下水道や電気などのインフラが整っていないため、衛生状態が悪く、感染症などのリスクも高い地域として知られています。

教育機会の不足や失業率の高さ、医療の未整備といった社会課題が重なり、子どもたちは貧困や病気、暴力など多くの困難に直面しています。

日常的に安心して遊んだり、学んだりする環境が十分に整っていないことから、精神的なストレスを抱える子どもも少なくありません。

今回の修学旅行は、こうした厳しい環境に暮らす子どもたちに「日常から離れ、心から楽しむ体験」を届ける貴重な機会となりました。

ハルク財団は、教育と福祉の両面から支援を続けることで、子どもたちが将来への希望を見いだすきっかけを作りたいとしています。

「命をつなぐ」理念のもとに支援を実施

ハルク財団は「命をつなぐ。」という理念のもと、世界各地の困難な環境に暮らす子どもたちへ教育・福祉支援を行っています。

今回の修学旅行もその一環として企画され、現地のパートナー団体と連携しながら実施されました。

対象はキベラスラムに暮らす小学生から中学生までの子ども100名であり、日帰り形式で国立公園を訪問。移動用のバス手配、現地での食事提供、安全面のサポート、現地ガイドの手配など、必要な費用をすべてハルク財団が負担しました。

この取り組みには、教育の枠を超えた「体験を通じた学び」を重視するという想いが込められています。

物質的な支援だけではなく、子どもたちの心を育む支援を目指し、学ぶ喜びや他者とのつながりの大切さを伝える活動として位置づけられています。

自然の中で取り戻した笑顔と夢

子どもたちが訪れたのは、ナイロビ郊外にある自然豊かな国立公園です。遊具が設置された広場で思いきり体を動かしたり、野生動物を間近で観察したりするなど、普段の生活では得られない貴重な体験をしました。

子どもたちが笑顔で遊び、興奮した様子で自然に触れる姿は、同行したスタッフや現地関係者にとっても感動的な光景となりました。

ハルク財団は、教育や医療と同じように、心の成長を支える「体験」の重要性を強く感じたとしています。

今後も現地での教育支援や体験型プログラムを継続・拡大し、子どもたちが夢を持ち、未来へと希望をつなげられる環境づくりに努めていく方針です。

今回の取り組みは、スラムに暮らす子どもたちが一歩外の世界に触れ、自分の可能性を信じるきっかけを得た象徴的な活動となりました。

参考リンク


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