マーハ!!! 今回は西アフリカ、ガーナから理学療法士の柴田が“ガーナの言語”に関してお届けします。
結論から言うと……日本人の私たちがガーナで言語に不自由しないというのはほぼ不可能!!!だと思います。笑
なぜならこの決して大きくないガーナという国の中だけで50種類近くもの言語が使われているからです!地域毎や宗教毎によって言語が異なっておりトリリンガル、マルチリンガル(3,4種類以上の言語を話す人)は当たり前なのです‼‼‼
ここで… 「ガーナの基礎言語事情講座」
☆英語=第二言語として最も一般的で喋れる人は多い。私も仕事は英語でやっています。
☆フランス語=お隣のトーゴ、ブルキナファソ等のフランス語圏との国境沿いを中心として使用されている。
☆チュイ語=ガーナの最も一般的な共通言語。TVドラマもチュイ語。チュイ語の中にも様々な方言がある。私もチュイ語の習得に挑戦中。
☆ハウザ=イスラム教徒に使用されている言語。ガーナの北部はイスラム教徒が多いが、「ゾンゴ」と呼ばれるイスラム教コミュニティはガーナ全土にある。
☆エヴェ=ボルタ州(ガーナの右下に位置する。(下図参照)で使われている言語。
and so on…… こんな感じで地域・宗教毎に50種類……。
日本人の私達からしたら信じられませんよね。ガーナ人同士でも言葉が通じないことや通訳が必要なことはザラにあるのです……。
義足を作れる場所が少ないため、私の働いているセンターにはガーナ全土、時には隣国からも患者が訪れます。
毎日の業務で欠かせない患者さんとの会話もダブル通訳を要すこともしばしば…。
私が英語で伝える→ 患者Aがチュイ語に変換→ 患者Bがよく分からないもっとマイナー言語に変換→ 患者Cにようやく伝わる。
つまりガーナで幅広い人と喋りたいなら…「言語に困らないように…」なんて考えるな!!と言いたいです。笑
「困った!助けてー‼」と言ってガーナ人に頼って頼って頼りまくりましょう☆☆
心優しいガーナ人はたとえ知らない人であってもきっとあなたを助けてくれます。
今回は西アフリカ、ガーナから理学療法士の柴田沙希がお届けしましたーーーー。
Saki Shibata