防虫蚊帳「オリセット®ネット」とは
「オリセット®ネット」は、住友化学が開発した繊維に防虫剤が練りこまれた蚊帳です。表面の薬剤が落ちても、徐々に中から染み出してくる「コントロール・リリース」という技術が用いられており、洗濯をしても防虫効果が5年以上持続します。「コントロール・リリース」はもともと工場の虫よけの網戸として使われていた技術ですが、住友化学は「これをマラリアに苦しむ人々のために役立てたい」と考え、「オリセット®ネット」を開発しました。
2001年には世界保健機関(WHO)から世界で初めて長期残効型蚊帳としての効果が認められ、使用が推奨されています。現在、国連児童基金(UNICEF)などの国際機関を通じて、80以上の国々に供給されています。
参照元:http://www.sumitomo-chem.co.jp/csr/olysetnet/initiative.html
可愛いイラストに込めた願いとは
今回の蚊帳の配布では、プロボノで参加したエクソンモービル・ジャパン合同会社のスタッフの方たちによるアイデアをベースに、日本ユニセフ協会でイラストレータとして活躍した牛嶋浩美さんがパッケージデザインを行いました。
文字が読めない子どもたちでもマラリアについて理解し、蚊帳の正しい使用方法を理解できるよう、イラストによってわかりやすく説明されています。
牛島さんは次のようにコメントしています。「マラリアから子供達の命をすくう。その一つの方法として蚊帳を入れるパッケージを誰にでもわかりやすくかわいいものにしたいという想いを私の絵で実現させていただきました。」蚊帳の配布には牛嶋さんも同行し、現地の学校などで絵本を作るワークショップも行われる予定です。
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引用/画像元:PR TIMES
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