可愛いイラストでマラリアを予防!NPOがセネガルで住友化学の蚊帳2000個を配布!

認定NPO法人Malaria No More Japanが、マラリア予防のため住友化学が製造する防虫蚊帳「オリセット®ネット」2000張を、アフリカ西部のセネガル共和国で子どもたちに配布します。文字が読めない子どもたちでも正しい使い方を理解できるよう、パッケージには可愛いイラストで使い方がわかりやすく説明されています。

未だアフリカで猛威をふるう、マラリアの問題!

マラリアはメスのハマダラ蚊を媒介して感染する、熱帯および亜熱帯地域固有の風土病で、主に中南米の亜熱帯、熱帯地域、サハラ砂漠以南のアフリカ、インド亜大陸ならびに東南アジアで発生しています。2014年には96か国と地域でマラリアの感染がみられました。WHOの「World Malaria Report 2015」によれば、2014年のマラリア患者数は、約2億1400万人で、推定438,000人が亡くなりました。

被害者の多くは、幼い子どもと妊婦です。2分に1人、アフリカの子どもが、マラリアが原因で命を落としています。重度のマラリアから回復した子どもの中には、学習障害や脳損傷が残ることがあり、妊婦やおなかの中の子どもも感染の影響を受けやすくなっています。

途上国のマラリアを撲滅する!MNMJのマラリア予防事業!

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認定NPO法人Malaria No More Japan(MNMJ)は、マラリアを克服した日本の経験を活かし、「マラリアのない世界」を実現することを目指しています。

今回、MNMJのマラリア予防事業の一環として、セネガルの子供たちに2000張の蚊帳が配布されることになりました。配布される蚊帳は世界中で高い評価を得ている住友化学が製造する防虫蚊帳「オリセット®ネット」です。本配布はマッチング寄付の形式で行なわれ、MNMJが購入する1000張分の「オリセット®ネット」に対し、同数分を住友化学が購入します。購入された蚊帳は、セネガルの現地NGO「INTERMONDES」の協力により、6月から首都ダカール周辺の村の子供たちに複数回に分けて届けられます。

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