東京都知事が政治資金の公私混同疑惑でついに辞職らしいというニュースが
日本では世間を騒がせているようですね。
こちらボツワナはダイヤモンドの収益を公共福祉に還元し安定した発展を遂げた国
と言えば聞こえは良いですが
公共福祉に還元ということは国の組織が最もお金持っているということで
貧困層の生活と公務員のお金の使い方の間にはものすごーーーい差があります。
途上国というのは一般的に、先進国に比べてこういった
公職の人間の汚職やお金の公私混同利用が多いものです。
日本だって段々、改善されていっているはず。
賄賂が横行していないだけ途上国としてボツワナは本当にマシ。
2014年の世界腐敗度指数も31位、Aランクの国です。
途上国としては これすごいんですよ?
ちなみに日本は15位、Aランクです。
(参照 世界腐敗度指数)
とはいえ、私の年齢だと日本で就職したときに既に色々な公的機関は民営化されていて、
公務員や経費の使い方を昔より無駄のないものに改善されていたので、
ボツワナの公務員たちの経費の使い方には「正気か!私的流用だろ!!」と思う事が多々あります。
そんなワケで、今回はボツワナ公務員の常識的ムダ遣いについてすっぱ抜こうと思います。
出張の宿泊は基本的に高級ホテル「クレスタ」
クレスタはボツワナ国内にチェーンをたくさんかかえるロッジで1泊3〜5万円。
良いホテルなんですが、別にここまで出さなくても、
良いホテル他にもあるのになぜクレスタなのかが理解できない。
※手配できない場合はもちろんクレスタじゃない事もあります。
出張時の昼食のお小遣いの限度額は「ナンドス」
ナンドスとは、お弁当150円の国ボツワナで
1食あたり1,000円くらい軽くかかる、KFCの高級版です。
(フライドチキンじゃなくてバーベキューチキンですが)
出張の昼食ナンドスというケースは多いらしい。
別段ありがたいように見えないファーストフードの一種だが、
肉好きのボツワナ人にとってはたまらんのだろう・・・
出張は飛行機、エアラインは「エアボツ」
エアボツ(エアー・ボツワナ)とはボツワナ人によるボツワナ人のためのボツワナの航空会社。
定時に飛ばない、チケットが勝手にキャンセルされる、
時間変更したのに客に連絡しない、 フライトがいきなりキャンセルになる、
ボーディングチケットにないはずの座席が印字される、挙げ句自由席になる等
様々な落とし穴を旅に作ってくれる会社で
ここのフライト使う場合は乗り換え3〜4時間は最低でもとらないとヤバいと言われています。
そんなエアボツを支えるのはボツワナの公務員の出張!
スターアライアンスにもワンワールドにも属してないので マイルたまらないですよ。当然か。
ちなみに 機内でビルトン(干し肉、ビーフジャーキー)が配られることは有名で(笑)
中には公務員のおとんが出張から帰ってきた時のビルトンを楽しみにする子供もいるようです。
※手配できない場合はもちろん飛行機じゃない事もあります。公用車での移動も多いです。
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