ジェトロ(日本貿易振興機構)は、2016年8月27日、28日にケニアの首都ナイロビで開かれる「第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)」のサイドイベントとして、「TICAD Ⅵ ジャパンフェア」を開催します。初のアフリカ開催となるTICADにあわせ、日本の産官学各界より約100社・機関が結集!日本におけるアフリカ・ビジネスの機運は高まっており、今回アフリカで過去最大級となるジャパンフェアが実現しました。
初のアフリカ開催!第6回アフリカ開発会議の見どころとは!?
アフリカ開発会議(TICAD)はアフリカ諸国のオーナーシップ(自助努力)と国際社会によるパートナーシップに基づくアフリカ開発を提唱しており、とりわけ「民間主導による成長」は重要な取り組み課題と位置づけられています。見どころは以下の4点です。
- エボラ出血熱等の感染症対策、保健・衛生環境の改善に資する製品やサービスを幅広く紹介。特に、医療検査機器、医療回診車など実物・実機を多数出展。
- 都市問題の解決策や現地人材育成の取組みなど、分野を超えた共通のテーマをクローズアップしてオールジャパンで日本の強みを生かした貢献のあり方を提案。
- 優れた技術を有する中小企業26社が出展。
- 現地ニーズに即した電子マネーシステム、POSシステム等のサービスや、アフリカのBOP層をターゲットとした耐久性の高い消費財、加工食品・飲料の出展。
ジェパンフェアに約100社が集う!ビジネス交流が加速へ!
国際資源価格の下落や感染症の流行など、ビジネス環境に影響を及ぼす懸念が指摘される中、日本にとって、中長期的なアフリカの重要性は変わりません。ジェトロはTICAD Ⅵに先立ち、7月20日、アフリカ7番目となるアディスアベバ事務所の開所式を行い、アフリカでのビジネス支援体制を強化しました。
今回のジャパンフェアでは、アフリカと日本のビジネス交流の加速が期待されています。「質の高いインフラ整備」「フードバリューチェーン構築」「気候変動対策」「保健衛生の改善」など、アフリカで日本の貢献が期待されている分野ごとに展示ゾーンを設け、TICAD Ⅵに参加するアフリカ各国の首脳、閣僚、財界人等に対して日本の優れた技術、製品、サービスを紹介します。
本フェアには、3大メガバンクに加え、トヨタやヤマハ発動機など日本の産官学各界より約100社・機関が結集しました。気になる出展者はこちらよりご覧ください。これらのリストは「アフリカとのビジネスに関心のある日本企業約100社・機関のダイレクトリー」としても注目されています。
TICAD VI ジャパンフェア 概要
- 主催:JETRO(日本貿易振興機構)
- 後援:経済産業省、外務省、総務省、農林水産省、国土交通省
- 会期:2016年8月27日(土曜)~28日(日曜) 2日間
- 開催地:ケニア・ナイロビ
- 会場:Kenyatta International Convention Center (KICC)
- 出品者:96社・機関(2016年7月29日現在)
部門別:企業(84)、官公庁・政府系機関・自治体(8)、団体(4) ※うち中小企業は26
地域別:東京都(60)、大阪府(11)、神奈川県(8)、兵庫県(4)、静岡県(2)、愛知県(3)、京都府(3)、石川県(2)、茨城県(1)、広島県(1)、沖縄県(1) - 対象来場者:TICAD VIに参加する日本およびアフリカの各国首脳、閣僚、財界人、プレス関係者等
2nd Photo credit: International Livestock Research Institute via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA