新型コロナのワクチンの公平・迅速な分配を目指すCOVAX!初出荷60万回分がガーナに到着!

アストラゼネカ・オックスフォードの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン60万回分が西アフリカのガーナ共和国の首都アクラに2021年2月25日に到着しました。

COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指す国際的な枠組み「COVAX」によるアストラゼネカ・オックスフォードおよびファイザー・ビオンテックのワクチン第一弾であり、史上最大のワクチン調達・供給事業の第一歩となります。

COVAXの初出荷のワクチン、ガーナに到着!


写真:COVAXを通じた初の出荷となるCOVID-19ワクチンが首都アクラのコトカ国際空港に届いた様子。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421460_Kokoroko_COVAX

2021年2月23日、インドの血清研究所(SII)からアストラゼネカ・オックスフォードのワクチン60万回分をインドのプネからガーナのアクラに向けて出荷し、2月24日朝に到着しました。

これは、2021年末までに少なくとも20億回分のワクチンを届けるという前例のない取り組みの一環として、COVAXがアフリカに供給した最初のワクチンです。

ワクチンの公平な分配を実現するという目標に向けた歴史的な一歩であり、史上最大のワクチン調達・供給事業の第一歩となります。

ワクチンの公平・迅速な分配を目指す国際的な枠組み!


写真:ムンバイ空港でCOVID-19ワクチンの輸送準備をしている様子。(インド、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421820_Yogini

COVAXは、COVID-19の診断検査法、治療法、ワクチンの開発などを加速させるための国際的な取り組みであるACT-A(Access to COVID-19 Tools – Accelerator)の柱の一つであるワクチン供給のイニシアティブです。

感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、GAVIアライアンス、WHO(世界保健機関)が共同で主導し、先進国および開発途上国のワクチン製造業者、ユニセフ(国連児童基金)、世界銀行、市民社会組織などと連携して活動しています。

COVAXは、COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指し、政府や製造業者とともに取り組む唯一のグローバル・イニシアティブです。

ワクチン到着でガーナの復興への道を期待!


写真:首都アクラのコトカ国際空港でCOVAXのCOVID-19ワクチンを受け取るユニセフのスタッフ。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421544_Kofi Acquah

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって1年、ガーナでは8万700人以上が新型コロナウイルスに感染し、580人以上の命が失われました。

ユニセフ・ガーナ事務所アン=クレア・デュフェイ代表及びWHO・ガーナ事務所フランシス・カソロ代表は共同声明の中で、「ガーナへのCOVID-19ワクチンの到着は、パンデミックを終わらせる上で非常に重要です。

この危機から抜け出す唯一の方法は、すべての人がワクチン接種を受けられるようにすることです。

私たちは、安全で効果的なワクチンをすべての国に迅速かつ公平に届けるためにCOVAXを支援しているすべてのパートナーに感謝しています。

医療保健従事者をはじめとする最前線で働く人々がワクチンを接種することで、保健、教育、保護サービスへのアクセスが向上し、徐々に平常に戻ることができるでしょう。」と述べています。


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