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西アフリカに位置するセネガルは、テロの脅威を防ぐことを目的に、イスラム教徒の女性が全身を覆うベールの着用を禁止する検討をしています。セネガルは人口の94%をイスラム教徒が占めている国です。目だけを残し、全身をベールに身にまとうことから、セキュリティ面で問題があるとされています。
近年ナイジェリアを中心とした西アフリカ地域で、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が勢力を増してきています。セネガルはこれまで攻撃されたことはありませんが、2週間前に怪しい人物を逮捕したそうです。この法律が制定されるとチャド、ガボン、コンゴのブラザビル、カメルーンに続き、アフリカで5番目にベールを禁止する国になります。
内務省のアブドゥライ・ディアロ大臣は、全身を覆うベールの着用は宗教的に特別な物ではないという認識を示しています。ベールに身を隠している過激派組織員がいる以上、対策は必要なのかも知れませんが、反発は強くセネガル国内では大議論となりそうです。
引用元:アルジャジーラ
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