アフリカで貧困層の課題解決を目指すビジネスを支援!JICA、BOPビジネス連携促進に7社採択!

アフリカを目指す、BOPビジネス連携促進の採用企業5社!

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1) 豊通ケミプラス(モロッコ):持続可能な寒天原料調達事業準備調査

貧困率の高い漁村部において、寒天の原料とな る紅藻(オゴノリ、テングサ)の増養殖及び寒天 の製造・輸出事業を通して、BOP層零細漁民の 所得の向上と雇用の創出を図ります。

2) 味の素(ガーナ):母親向け栄養強化食品販売事業準備調査

妊娠・授乳期の母親の栄養不足に対し、母親向 け栄養サプリメントを開発・販売することで、乳幼 児向け栄養強化食品”KOKO Plus”と組み合わ せた、妊娠から2歳までの「最初の1000日」の栄 養改善を目指します。

3) ヤンマー(ガーナ):小規模農家向け農業機械販売事業準備調査

南部の小規模稲作農家に対し、高品質・高耐久 性の耕耘機の販売及びアフターサービスを提供 することで、農作業の効率化による適期作業や 収穫後の損失削減を通じた、農家の収入向上を 目指します。

4) 武田薬品工業(ケニア): 医薬品アクセス改善事業準備調査

非感染性疾患の診断率や治療率が低いケニア において、BOP層の医薬品アクセスを改善する ため、MOP・TOP層向けに医薬品を販売すると 同時に、その収益をBOP層の治療費の助成や 製品の寄付に充当する仕組みの構築を目指します。

5) ヤマハ(タンザニア):FSC認証森林からの持続可能な木材調達事業準備調査

楽器用材料として使用されるアフリカン・ブラック ウッドの生産地において、国際的な森林管理認 証(FSC認証)を受けた現地NGOと連携し、適正 な森林管理や加工・流通過程の効率化の取り組 みにより、現地コミュニティへの利益還元と持続 的な原材料調達及び資源管理の両立を図ります。

新たな取り組み!事業パートナーとしてのBOP層!

近年、BOPビジネスは、BOP層を消費者として製品やサービスを販売するものだけではなく、生産や加工、流通など、バリューチェーンの様々な局面においてBOP層を事業パートナーとして巻き込むものまでが対象と捉えられつつあります。また、BOP層と同時に、MOP層(Middle of the Pyramid:中間層)以上も対象に含めたビジネスモデルを構築することで、BOPビジネスを継続可能とするアプローチにも注目が集まっています。

本制度を通じて、日本企業が将来の成長市場で早期の足掛かりを作ると同時に、開発途上国の課題解決に対して、ビジネスの原理を活かした革新的で持続的な取り組みが一層促進されていくことが期待されています。


記事提供元:第10回「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」で7件の採択を決定:アフリカなどで貧困層の課題解決をめざすビジネスの実現を支援
1st Photo credit: elFrank70 via Visual hunt / CC BY-NC-ND
2nd Photo credit: TREEAID via Visualhunt / CC BY

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