ヒトは大体の人が「自分以外の人は働いていない」と思っている。
ボツワナ人たちは「あの人は働いていない」という愚痴をよくこぼします。
これ、日本の会社でも同じでした。
日本と一緒じゃない? あれえーー???
「あの人はよくやっている」と認める場合もあるし、時と場合によって
「こんなところが、あの人は嫌だ」みたいなのがあったりする。
かく言う私も同じ愚痴を言います。
ストレスからでてきてる言葉なんですよ、コレ。他人と働くって、すっごいストレスなんです。
だから相手がやってくれている事がみえなくなるし、相手は「してあげてるのになんで?」って思うワケです。
つまり、この話題は「あーそうなんだ でもあなたはよくやってるね」って承認して流せばよくて
あとは折をみて「こういうやり方にしてほしい、お願い!」ってお願いする。
上述の話を承認しないままだと、その人が私を助けようって思ってくれないからです。
よくボツワナ人は「人の評価ばっかりで自分何もしない」と言う人もいますが
いやいや、われら日本人も似たようなもんだよと(心の中で)言っておきます。
あと、やってもらったら小さいことも「ありがとう」って気がついて言えるかが勝負なのかな?
協力隊でハラスメントな教え方は通用しない
当然ですが、それぞれの国の感覚ってあるし、
日本の広告業界でまかり通ってるような、ハラスメントな言葉を 日本人のぽっと来たボランティアが
ボツワナ人にかけたら職場で総スカンくらうと思います。(やったことないけど)
アウェーなんですよ、ここ。
怒鳴るにしても周りが納得するようなフェアな内容で怒鳴るということを心がけないと理解されません。
しかもボツ人は言い返さない、はっきり拒絶しない国民性なので 影で恨みだけひきずられます。
「日本だったら」論も持ち込みはできません。
日本の職場でアメリカ人が「アメリカだったらこうなのに!」って怒鳴ったら 納得しますかね?
その代わり、フェアな内容で怒鳴れば響くこともあります。
何がフェアかは考えながら話すべきです。
日本もボツワナも、まだまだ中身は開発途上国
日本はGDPこそ高いけど、まだまだ意識は開発途上国なんだなと、思います。
中所得国ボツワナだけど中身の能力は途上国というボツワナと似たようなところがあるんです。
アフリカンはそこにプラスして楽観的なので死に至って無いだけです。